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2023/07/07
幸齢者 幸せな老後のためのマインドリセット

幸齢者 幸せな老後のためのマインドリセット

「幸齢者」へのマインドリセットのすすめ


高齢者は贅沢が似合う年代だ。だが、日本では贅沢に暮らす高齢者は少数派だ。経済的な理由より、心持ちの違いだ。退職金をもらえば、それを老後の貯えにしようとするのが日本人なのだ。だが、頑張って働いてきたご褒美として、贅沢に暮らす人生も楽しいはずだ。年をとれば、それまでの社会常識にがんじがらめに縛られなくてもよくなるはずだ...


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■ハック大学式 超現実的で超具体的なお金の増やし方
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■■選書サマリー
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超現実的で超具体的なお金の増やし方
【1】
資産形成というと、お金持ちになるための手段と受け取る人もいる
かもしれない。だが、資産形成はお金持ちになることが目的ではな
い。お金の不安から解放されて、人生を楽しむための手段だ。
そのためには、お金のことをもっと知ることからはじめることだ。
「お金がない」と言っている人に限って、お金のことをあまりわか
っていない人が多いものだ。
お金は財布や貯金箱の中に入っているお札や小銭、銀行口座にある
預貯金だけを指すのではない。株式、マイホーム、自動車など、現
金化できるものはすべてお金の一種だ。
そして、このさまざまな状態のお金を総称したものが資産なのだ。
つまり、資産形成とは、目標金額を目指して資産(お金)を作って
いくことなのだ。
【2】
預貯金だけで資産形成をするだけでは、お金の不安から抜け出せな
い。そこで必要なのが投資だ。投資とは利益を得ることを目的に、
現金を他の資産に換えて保有することだ。
「投資なんて危ない」「大損したらどうしよう」「投資はギャンブ
ルだ」などというイメージを持っているとしたら、それは間違った
認識だ。投資と投機を混同しているのかもしれない。
資産の中には株式のように、常に価格が上がったり下がったりする
ものがある。資産形成する上で投機は不要だ。そもそも資産形成
は、時間をかけて戦略的に行うものなのだ。
戦略を考えるには、今の自分のお金の実力を正しく把握することが
必要だ。いわば、目標達成のためのスタート地点の確認だ。目標が
明確でも、現在地がわからなければ戦略は立てられないからだ。
また、正しく現状を把握するには、自分に見えているお金だけでは
だめだ。見えていないお金ももれなく確認することだ。負債の洗い
出しも重要なポイントだ。
【3】
バランスシートが完成すると、資産形成のためのスタート地点が正
しく把握できるようになる。企業の財務状況を把握するバランスシ
ートを参考に自分のバランスシートを作成してみることだ。
資産の部には、自分の資産を金額とともにすべて書き込む。現金や
定期預金以外の資産は現金化したと仮定して想定金額を書き込む。
国債、債券、株式、投資信託などは記入時点の時価でかまわない。
こうして資産を書き出す際に見落としがちなのが、実は不動産だ。
たとえば持ち家などは、住宅ローンが残っているため資産として考
えがちだ。だが、資産と負債は切り分けて考えるようにすべきだ。
不動産や貯蓄性保険、自動車や貴金属など換金性の高い動産など
は、時価が不透明で金銭換算が難しい。マーケットの評価から割り
引いて考えるべきだ。
持ち家は住宅ローンが残っているため資産として考えない人もいる
が残債は支払いごとに減少するから純資産価値は一定ではない。こ
うした考え方を身につけることも、正確な現状把握のな一歩だ。
【4】
資産の部を書き終えたら、次に負債の部を記入する。住宅ローンや
自動車ローン、カードローンなど支払いが終わっていないものは、
すべて書き出してみる。
そして、最後に企業のバランスシートでいうところの「純資産」を
記入する。純資産は「資産-負債」で算出する。それが、今の自分
のお金の実力ということになる。
バランスシートが完成したら、現時点での自分のポートフォリオが
わかる。見える化することで、自分の資産と負債が丸裸になる。こ
れでようやく資産形成に向けた道筋のヒントが得られるのだ。
お金の不安から解放されるという目標を達成するには、どのように
ポートフォリオを作り変え、最適化していくかが極めて重要となる
のだ。
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■■選書コメント
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資産形成のガイドです。一攫千金で数億円規模の資産家を目指すの
ではなく、老後資金を確実に作る方法を学びます。会社員のまま、
経済的自由を手に入れる現実的な方法です。
著者は、外資系金融機関のマネージャーであり、チャンネル登録者
数27万人超の人気ユーチューバーということです。著書も4作目
ですが、今回は中でも得意分野の資産形成ということです。
本書では、会社員が稼いだお金を運用し、確実に増やしていく方法
に焦点を当てています。読んで実践すれば、無理せずお金の悩みか
ら解放され、心から豊かになれると思います。
資産形成をするには、節税や節約、投資について対症療法的に学ぶ
より先にやるべきことがあると言います。それは、自分の現状を把
握し、ゴールに向かって正しい道筋を描くことです。
具体的には、3つのステップで進めます。はじめに自分のお金の潜
在能力を把握し、次にいつまでにいくら貯めるか決め、最後にポー
トフォリオに従って投資を始めます。
このように、本書では会社員として自らの市場価値を上げながら、
経済的自由を手に入れる現実的で具体的な資産形成術を教えてくれ
ます。著者自ら実践して確立した方法ですので説得力があります。
他にも、理解を深める知識やタイプ別ケーススタディ、押さえてお
きたいポイントなど収録しながら、投資の基本を解説してくれます
ので、初心者でも容易に理解できると思います。
読めば、会計や運用など、難しそうなお金のことが自分事として身
近に感じられるはずです。その結果、自分が毎月、何にどれだけ投
資すればいいかがわかるようになるはずです。
「このままではお金が足りない」「定年後が不安」「家庭も家を持
つこともままならない」など、お金の悩みを持ちながら、何をして
いいかわからないビジネスパーソンにお読みいただきたい本です。
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2023
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■今週の選書

■幸齢者 幸せな老後のためのマインドリセット

■和田秀樹

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■■選書サマリー  

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「幸齢者」へのマインドリセットのすすめ

 

【1】

 

高齢者は贅沢が似合う年代だ。だが、日本では贅沢に暮らす高齢者

は少数派だ。経済的な理由より、心持ちの違いだ。退職金をもらえ

ば、それを老後の貯えにしようとするのが日本人なのだ。

 

だが、頑張って働いてきたご褒美として、贅沢に暮らす人生も楽し

いはずだ。年をとれば、それまでの社会常識にがんじがらめに縛ら

れなくてもよくなるはずだ。

 

定年退職すれば「〇〇社の社員」「公務員」という縛りがなくなる

る。現役時代には、したくてもできなかったことも、堂々とできる

ようになるはずだ。高齢者こそ好きなことをやるべきなのだ。

 

ところが、その後も相変わらず人目を気にしながら過ごす高齢者が

多い。心から好きなことをやろうとせず、現役時代と同じように自

分を抑えて「がまん」を続けてしまうのだ。

 

【2】

 

がまんは、生活全般に及ぶ。医者からの指導でおいしいものを控え

たり、老後資金を過度に心配して倹約に努めたり、「高齢者らしく

ない」と言われることを気にして地味な服を選んで着たりする。

 

「高齢者は悪目立ちしないように我慢をしなければならない」と思

い込んで老後を生きる日本人が多い。だが、人生を折り返し、定年

してからもなお、我慢ばかりしているようでは幸せとはいえない。

 

幸せな高齢者というのは、好きなことができている人だ。かつての

日本では節制が美徳とされた。そんな時代を生きていた人は、遊ぼ

うとしても心にブレーキがかかって存分に遊べなかったはずだ。

 

だが、今の60代や70代は、日本が豊かな時代を知っている。あ

のバブルも経験している。だから、人生を楽しむ能力は決して低く

ないはずだ。

 

高齢者になったら、我慢するのでなく、好きなことをするべきだ。

高齢になることは自由になることだと捉えるべきだ。そんな「マイ

ンドリセット」が必要なのだ。

 

【3】

 

メンタルが変われば生き方が変わり、世の中が違って見えてくる。

残りの人生はより充実したものになる。70代になったら自由に生

きるべきだ。それが80代、90代を豊かにする秘訣だ。

 

80代になっても、知的好奇心を失うことなく、多彩な人間関係を

保っている人は、70代を自由奔放、活力いっぱいに過ごした人

だ。定年後をどう過ごすかが人生の後半生を大きく左右するのだ。

 

人はそれぞれ年齢も体型も違うように、性格や考え方も違う。生活

の環境や仕事も家族構成も違うはずだ。一人ひとりは、まったく違

う人生を歩むのだ。

 

それでも、すべての人に共通することがある。それは、全員がいず

れ死ぬということだ。ただし死に至るまでに「満足しながら死んで

いける道」と「後悔しながら死んでいく道」の二つの道がある。

 

満足しながら死ぬためには、老いを受け入れ、できることを大事に

することだ。これが「幸せな晩年」と「不満足な晩年」の境目だ。

幸せとは主観であり、本人がどう考えるかで決まるのだ。

 

【4】

 

日本では、65歳以上を「高齢者」、75歳以上を「後期高齢者」と

呼ぶが、機械的で、切なくなる。頑張って生きてきたのだから、も

っと明るく、希望の持てる呼び方にすべきだ。

 

そこで70歳を過ぎ、楽しく充実し、幸せを感じて暮らしている人

を「高齢者」でなく「幸齢者」と呼ぶことを提唱したい。これなら

温かみや、年をとることへの希望も感じられるはずだ。

 

誰でも、幸せな晩年を過ごし、人生を全うしたいと考えるはずだ。

目指すべきは「幸齢者」なのだ。年齢を重ねても、なお我慢し続け

る日々を送る「高齢者」ではないはずだ。

 

「幸齢者」になるには、マインドリセットが必要だ。マインドリセ

ットをすることで、行動が変わり、習慣が変わり、最後には運命ま

でも変わっていくはずだ。

 

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■■選書コメント

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高齢者の生き方です。高齢医療の専門家が老後の、暮らしについ

て、先入観に捉われず、考え方をスイッチするマインドリセットを

すすめます。我慢をやめて自由に生きれば、幸せになれます。

 

著者は、老年医療専門家で、長年医療の現場でたくさんの高齢者た

ちを見てきたそうです。そこで感じたことは、老後は老いを受け入

れ、できることを大事にする人幸せになれるということです。

 

そのためには、我慢をやめ、もっと自由に、もっと贅沢に生きるこ

とです。それを可能にするのが、60歳以降のマインドリセットで

す。それが幸せな幸齢者になる準備になるはずです。

 

著者は、70歳を超えて、楽しく、充実した暮らしを送っている人

は「高齢者」でなく「幸齢者」だと言います。たかが呼び方されど

呼び方です。

 

呼び方を変えることで、明るい未来が感じられ、年を取ることに希

望が持てるようになるといいます。それが、超高齢社会ニッポンが

明るく、豊かな国になるために必要なことだといいます。

 

本文では、はじめに後半生を豊かに、楽しく生きることを阻害する

因を明らかにします。その上で、固定観念を変えるマインドリセッ

トの方法を教えます。

 

変えるべき分野は「お金」「子ども」「夫婦」「医療」「健康」

「生き方」「生活」など、暮らし全般に及びます。その具体的な方

法をそれぞれ章別に解説し、最後に7カ条としてまとめます。

 

本書にあるのは、高齢者が幸せになるためのちょっとしたヒントで

す。たとえば、お金に関してなら「ためらいなく消費するために働

く」「ランチは外食」という具合です。

 

とうわけで、本書は高齢者や老親のいる人におすすめです。さら

に、自分の未来を考える上で、新しい老後のあり方をイメージした

い現役世代にもおすすめめします。

 

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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2023

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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

東京事務所:
〒101-0052
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Fax.(03)6273-7951

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