HOME > ビジネス選書&サマリー > 無料版・バックナンバー > アルツハイマー病にならない習慣

ビジネス選書&サマリー

無料版・バックナンバー

解除ご登録

ビジネス選書&サマリーのバックナンバーをご覧いただけます。


f

2023/07/14
アルツハイマー病にならない習慣

アルツハイマー病にならない習慣

アルツハイマー病にならない習慣


多くの人が認知症に罹りたくないと思っている。これは、がんを大きく引き離す。だが、認知症患者は増え続け、厚生労働省は2025年に700万人を超えるという推計値を出している。高齢者の5人に1人が認知症になるのだ。一方、がんは一生のうちに2人に一人が罹患する。それでも認知症のほうが恐れられているのは「不治の病」だからだ...


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■今週の選書
■会社員のまま経済的自由を手に入れる
■ハック大学式 超現実的で超具体的なお金の増やし方
■ハック大学ぺそ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■選書サマリー
■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
超現実的で超具体的なお金の増やし方
【1】
資産形成というと、お金持ちになるための手段と受け取る人もいる
かもしれない。だが、資産形成はお金持ちになることが目的ではな
い。お金の不安から解放されて、人生を楽しむための手段だ。
そのためには、お金のことをもっと知ることからはじめることだ。
「お金がない」と言っている人に限って、お金のことをあまりわか
っていない人が多いものだ。
お金は財布や貯金箱の中に入っているお札や小銭、銀行口座にある
預貯金だけを指すのではない。株式、マイホーム、自動車など、現
金化できるものはすべてお金の一種だ。
そして、このさまざまな状態のお金を総称したものが資産なのだ。
つまり、資産形成とは、目標金額を目指して資産(お金)を作って
いくことなのだ。
【2】
預貯金だけで資産形成をするだけでは、お金の不安から抜け出せな
い。そこで必要なのが投資だ。投資とは利益を得ることを目的に、
現金を他の資産に換えて保有することだ。
「投資なんて危ない」「大損したらどうしよう」「投資はギャンブ
ルだ」などというイメージを持っているとしたら、それは間違った
認識だ。投資と投機を混同しているのかもしれない。
資産の中には株式のように、常に価格が上がったり下がったりする
ものがある。資産形成する上で投機は不要だ。そもそも資産形成
は、時間をかけて戦略的に行うものなのだ。
戦略を考えるには、今の自分のお金の実力を正しく把握することが
必要だ。いわば、目標達成のためのスタート地点の確認だ。目標が
明確でも、現在地がわからなければ戦略は立てられないからだ。
また、正しく現状を把握するには、自分に見えているお金だけでは
だめだ。見えていないお金ももれなく確認することだ。負債の洗い
出しも重要なポイントだ。
【3】
バランスシートが完成すると、資産形成のためのスタート地点が正
しく把握できるようになる。企業の財務状況を把握するバランスシ
ートを参考に自分のバランスシートを作成してみることだ。
資産の部には、自分の資産を金額とともにすべて書き込む。現金や
定期預金以外の資産は現金化したと仮定して想定金額を書き込む。
国債、債券、株式、投資信託などは記入時点の時価でかまわない。
こうして資産を書き出す際に見落としがちなのが、実は不動産だ。
たとえば持ち家などは、住宅ローンが残っているため資産として考
えがちだ。だが、資産と負債は切り分けて考えるようにすべきだ。
不動産や貯蓄性保険、自動車や貴金属など換金性の高い動産など
は、時価が不透明で金銭換算が難しい。マーケットの評価から割り
引いて考えるべきだ。
持ち家は住宅ローンが残っているため資産として考えない人もいる
が残債は支払いごとに減少するから純資産価値は一定ではない。こ
うした考え方を身につけることも、正確な現状把握のな一歩だ。
【4】
資産の部を書き終えたら、次に負債の部を記入する。住宅ローンや
自動車ローン、カードローンなど支払いが終わっていないものは、
すべて書き出してみる。
そして、最後に企業のバランスシートでいうところの「純資産」を
記入する。純資産は「資産-負債」で算出する。それが、今の自分
のお金の実力ということになる。
バランスシートが完成したら、現時点での自分のポートフォリオが
わかる。見える化することで、自分の資産と負債が丸裸になる。こ
れでようやく資産形成に向けた道筋のヒントが得られるのだ。
お金の不安から解放されるという目標を達成するには、どのように
ポートフォリオを作り変え、最適化していくかが極めて重要となる
のだ。
※「これじゃ、物足りない?」なら、コチラ
→ https://tinyurl.com/mvph7xvm 
 
★本書の詳細、お買い求めは、
→ https://amzn.to/3xZXmk4
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■選書コメント
■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
資産形成のガイドです。一攫千金で数億円規模の資産家を目指すの
ではなく、老後資金を確実に作る方法を学びます。会社員のまま、
経済的自由を手に入れる現実的な方法です。
著者は、外資系金融機関のマネージャーであり、チャンネル登録者
数27万人超の人気ユーチューバーということです。著書も4作目
ですが、今回は中でも得意分野の資産形成ということです。
本書では、会社員が稼いだお金を運用し、確実に増やしていく方法
に焦点を当てています。読んで実践すれば、無理せずお金の悩みか
ら解放され、心から豊かになれると思います。
資産形成をするには、節税や節約、投資について対症療法的に学ぶ
より先にやるべきことがあると言います。それは、自分の現状を把
握し、ゴールに向かって正しい道筋を描くことです。
具体的には、3つのステップで進めます。はじめに自分のお金の潜
在能力を把握し、次にいつまでにいくら貯めるか決め、最後にポー
トフォリオに従って投資を始めます。
このように、本書では会社員として自らの市場価値を上げながら、
経済的自由を手に入れる現実的で具体的な資産形成術を教えてくれ
ます。著者自ら実践して確立した方法ですので説得力があります。
他にも、理解を深める知識やタイプ別ケーススタディ、押さえてお
きたいポイントなど収録しながら、投資の基本を解説してくれます
ので、初心者でも容易に理解できると思います。
読めば、会計や運用など、難しそうなお金のことが自分事として身
近に感じられるはずです。その結果、自分が毎月、何にどれだけ投
資すればいいかがわかるようになるはずです。
「このままではお金が足りない」「定年後が不安」「家庭も家を持
つこともままならない」など、お金の悩みを持ちながら、何をして
いいかわからないビジネスパーソンにお読みいただきたい本です。
※「これじゃ、物足りない?」なら、コチラ
→ https://amzn.to/3Iy9dw5
 
★本書の詳細、お買い求めは、
→ https://amzn.to/3xZXmk4
──────────────────────────────
◎バックナンバー→ http://www.bbook.jp/backnumber
◎ご意見、お問い合わせ、→ info@kfujii.com 
◎登録、変更、解除→ http://www.bbook.jp/mag.html  
──────────────────────────────
発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2023
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■今週の選書

■アルツハイマー病にならない習慣

■牧田善二

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■■

■■選書サマリー  

■■

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

アルツハイマー病にならない習慣

 

【1】

 

多くの人が認知症に罹りたくないと思っている。これは、がんを大

きく引き離す。だが、認知症患者は増え続け、厚生労働省は2025

年に700万人を超えるという推計値を出している。

 

高齢者の5人に1人が認知症になるのだ。一方、がんは一生のうち

に2人に一人が罹患する。それでも認知症のほうが恐れられている

のは「不治の病」だからだ。

 

認知症の中でも、特に多いのがアルツハイマー型認知症だ。一般的

には「アルツハイマー病」と呼ばれ。日本人の認知症の半分以上を

占めている。

 

アルツハイマー病は、徘徊などにより家族や周囲の人たちも混乱に

陥れる。苦しめられるのは、患者本人に留まらないのだ。今後も、

増加の一途をたどれば、社会的にも大きな問題となるはずだ。

 

【2】

 

これまで「アルツハイマー病は防げない」と言われてきた。だが、

アルツハイマー病は予防できるし、グレーゾーンなら元の状態に戻

せる。実際、自分の患者さんたちを救ってきた実体験がある。

 

アルツハイマー病は糖尿病と深くリンクしている。専門家の間では

「アルツハイマー病は3型糖尿病」とされている。その予防には糖

尿病に関する深い知見が必要不可欠なのだ。

 

また、糖尿病にかかるとアルツハイマー病のリスクが倍増する。だ

から、検査をし、結果に応じた予防が必要なのだ。これにより、グ

レーゾーンにいた人も悪化せず、普段通りの生活が送れる。

 

もちろん、その方法は、糖尿病でない人にもあてはまる。年齢も置

かれた状況も問わず、アルツハイマー病に不安を抱く人なら、誰で

も活用できるのだ。

 

【3】

 

日本人は、世界一アルツハイマー病にかかりやすい国民だ。長寿が

一つの原因だが、若年性認知症も多く40代~50代の働き盛りや

20代で発症する例もある。油断はできないのだ。

 

アルツハイマー病に限らず認知症全般について「軽度認知障害」と

いうグレーゾーンの段階がある。これは、専門家の間ではMCI

(mild cognitive impairment)と呼ばれている。

 

いわば、認知症予備軍だ。日本には、現在400万人ものMCI該

当者がいると言われている。65歳以上の高齢者人口の13%にも相

当するのだ。

 

MCIを放置すると、約半数の人が認知症を発症する。この段階で

適切な予防治療ができれば、発症を防いだり、遅らせたりすること

もできる。とにかく、発症前の対策が重要なのだ。

 

【4】

 

糖尿病になるとアルツハイマー病にかかりやすくなるのではない。

糖尿病になる人は、アルツハイマー病にかかりやすいのだ。なぜな

ら、発病のメカニズムがほぼ同じだからだ。

 

糖尿病もアルツハイマー病も、ある原因からもたらされる。発症メ

カニズムが一緒なのだから、糖尿病を防ぐ食事とアルツハイマー病

を防ぐ食事は同じだ。

 

そして、老化促進物質であるAGEを増やさないことも、アルツハ

イマー病の予防に重要だ。そのためにも、食事についての知識と工

夫が必要なのだ。

 

もちろん、食事以外にも気を付けるべき生活習慣がある。また、生

活習慣を改善する以外にも「予防につながる検査」を受けることが

有効だ。

 

日本では、アルツハイマー病の診断には「長谷川式簡易知能評価ス

ケール」や「ミニメンタル・ステート(MMSE)」が一般的に用い

られる。だが、これは予防には適さない。

 

これらは、すでにアルツハイマー病を発症していることを確認する

に過ぎないからだ。それより、MCIや、もっと前段階で脳の状態

をキャッチすべきだ。適切な予防治療の検査が必須なのだ。

 

※「これじゃ、物足りない?」なら、コチラ

https://tinyurl.com/mvph7xvm 

  

★本書の詳細、お買い求めは、→ https://amzn.to/44pWN1p

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■■

■■選書コメント

■■

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

健康の本です。脳の老化を予防します。高齢者の5人に1人が認知

症になると言われています。うちおよそ7割が「アルツハイマー型

認知症」に苦しめられているそうです。

 

意外なことに、アルツハイマー病は糖尿病と深くリンクしており、

専門家の間では3型糖尿病とされ、「脳の糖尿病」という認識が広

まりつつあるようです。

 

つまり、アルツハイマー病の予防には、糖尿病に関する深い知見が

役立つということです。そこで、本書では糖尿病の専門医がアルツ

ハイマー病の予防方法を指南してくれます。

 

アルツハイマー病に関する本は、これまでもたくさん出版されてき

ました。しかし、どれも発症メカニズムや症状を解説するにとどま

っています。予防や進行を止める方法を教えてくれませんでした。

 

著者は、糖尿病専門医として、これまでに20万人以上の患者にア

ドバイスを行ない、実際にアルツハイマー病の進行を食い止めた実

績があるといいます。

 

その実績から「何をすべきか」「普段、何に気をつけるべきか」

「サインをどうキャッチすべきか」など、私たちが本当に知りたい

疑問にしっかりと答えてくれます。

 

具体的には、まずアルツハイマー病が「脳の糖尿病」と言われる理

由を紹介、その上で脳を萎縮させる原因、予防対策、予防治療の効

果という順で解説していきます。

 

アルツハイマー病に不安を持つ人なら、年齢や置かれた状況問わず

活用できるはずです。アルツハイマー病とは無縁の生活を送ること

を目指した1冊です。

 

なお、アルツハイマー病は、発症する20年前から始まっているそ

うです。つまり、予防は早いほどいいのです。というわけで、健康

に関心のある人、高齢の親がいる人にもおすすめします。

 

 

※「これじゃ、物足りない?」なら、コチラ

https://tinyurl.com/mvph7xvm 

 

★本書の詳細、お買い求めは、→ https://amzn.to/44pWN1p

 

 

 

──────────────────────────────

◎バックナンバー→ http://www.bbook.jp/backnumber

◎ご意見、お問い合わせ、→ info@kfujii.com 

◎登録、変更、解除→ http://www.bbook.jp/mag.html  

──────────────────────────────

発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2023

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ツイートする FACEBOOK いいね! このエントリーをはてなブックマークに追加

主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

東京事務所:
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-10 新駿河台ビル4F
Tel.(03)6273-7950
Fax.(03)6273-7951

企業情報はこちら

著者の方へ

広告掲載についてはこちら

TOP