HOME > ビジネス選書&サマリー > 無料版・バックナンバー > 「儲かる会社」の心理的安全性

ビジネス選書&サマリー

無料版・バックナンバー

解除ご登録

ビジネス選書&サマリーのバックナンバーをご覧いただけます。


f

2023/08/11
「儲かる会社」の心理的安全性

「儲かる会社」の心理的安全性

「本音で話せる職場」は価値観の共有で生まれる


心理的安全性とは、職場で何を言っても否定されない、安心して発言できる状態のことだ。誰もが本音で話せれば、社内のコミュニケーションは活性化し、業績にもプラスに働く。心理的安全性は、お互いの手の内を知ることで担保される。相手がどんな発言をするか、どんな反応するかを予測できるから、安心して仕事が進められるのだ...


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■今週の選書
■会社員のまま経済的自由を手に入れる
■ハック大学式 超現実的で超具体的なお金の増やし方
■ハック大学ぺそ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■選書サマリー
■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
超現実的で超具体的なお金の増やし方
【1】
資産形成というと、お金持ちになるための手段と受け取る人もいる
かもしれない。だが、資産形成はお金持ちになることが目的ではな
い。お金の不安から解放されて、人生を楽しむための手段だ。
そのためには、お金のことをもっと知ることからはじめることだ。
「お金がない」と言っている人に限って、お金のことをあまりわか
っていない人が多いものだ。
お金は財布や貯金箱の中に入っているお札や小銭、銀行口座にある
預貯金だけを指すのではない。株式、マイホーム、自動車など、現
金化できるものはすべてお金の一種だ。
そして、このさまざまな状態のお金を総称したものが資産なのだ。
つまり、資産形成とは、目標金額を目指して資産(お金)を作って
いくことなのだ。
【2】
預貯金だけで資産形成をするだけでは、お金の不安から抜け出せな
い。そこで必要なのが投資だ。投資とは利益を得ることを目的に、
現金を他の資産に換えて保有することだ。
「投資なんて危ない」「大損したらどうしよう」「投資はギャンブ
ルだ」などというイメージを持っているとしたら、それは間違った
認識だ。投資と投機を混同しているのかもしれない。
資産の中には株式のように、常に価格が上がったり下がったりする
ものがある。資産形成する上で投機は不要だ。そもそも資産形成
は、時間をかけて戦略的に行うものなのだ。
戦略を考えるには、今の自分のお金の実力を正しく把握することが
必要だ。いわば、目標達成のためのスタート地点の確認だ。目標が
明確でも、現在地がわからなければ戦略は立てられないからだ。
また、正しく現状を把握するには、自分に見えているお金だけでは
だめだ。見えていないお金ももれなく確認することだ。負債の洗い
出しも重要なポイントだ。
【3】
バランスシートが完成すると、資産形成のためのスタート地点が正
しく把握できるようになる。企業の財務状況を把握するバランスシ
ートを参考に自分のバランスシートを作成してみることだ。
資産の部には、自分の資産を金額とともにすべて書き込む。現金や
定期預金以外の資産は現金化したと仮定して想定金額を書き込む。
国債、債券、株式、投資信託などは記入時点の時価でかまわない。
こうして資産を書き出す際に見落としがちなのが、実は不動産だ。
たとえば持ち家などは、住宅ローンが残っているため資産として考
えがちだ。だが、資産と負債は切り分けて考えるようにすべきだ。
不動産や貯蓄性保険、自動車や貴金属など換金性の高い動産など
は、時価が不透明で金銭換算が難しい。マーケットの評価から割り
引いて考えるべきだ。
持ち家は住宅ローンが残っているため資産として考えない人もいる
が残債は支払いごとに減少するから純資産価値は一定ではない。こ
うした考え方を身につけることも、正確な現状把握のな一歩だ。
【4】
資産の部を書き終えたら、次に負債の部を記入する。住宅ローンや
自動車ローン、カードローンなど支払いが終わっていないものは、
すべて書き出してみる。
そして、最後に企業のバランスシートでいうところの「純資産」を
記入する。純資産は「資産-負債」で算出する。それが、今の自分
のお金の実力ということになる。
バランスシートが完成したら、現時点での自分のポートフォリオが
わかる。見える化することで、自分の資産と負債が丸裸になる。こ
れでようやく資産形成に向けた道筋のヒントが得られるのだ。
お金の不安から解放されるという目標を達成するには、どのように
ポートフォリオを作り変え、最適化していくかが極めて重要となる
のだ。
※「これじゃ、物足りない?」なら、コチラ
→ https://tinyurl.com/mvph7xvm 
 
★本書の詳細、お買い求めは、
→ https://amzn.to/3xZXmk4
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■選書コメント
■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
資産形成のガイドです。一攫千金で数億円規模の資産家を目指すの
ではなく、老後資金を確実に作る方法を学びます。会社員のまま、
経済的自由を手に入れる現実的な方法です。
著者は、外資系金融機関のマネージャーであり、チャンネル登録者
数27万人超の人気ユーチューバーということです。著書も4作目
ですが、今回は中でも得意分野の資産形成ということです。
本書では、会社員が稼いだお金を運用し、確実に増やしていく方法
に焦点を当てています。読んで実践すれば、無理せずお金の悩みか
ら解放され、心から豊かになれると思います。
資産形成をするには、節税や節約、投資について対症療法的に学ぶ
より先にやるべきことがあると言います。それは、自分の現状を把
握し、ゴールに向かって正しい道筋を描くことです。
具体的には、3つのステップで進めます。はじめに自分のお金の潜
在能力を把握し、次にいつまでにいくら貯めるか決め、最後にポー
トフォリオに従って投資を始めます。
このように、本書では会社員として自らの市場価値を上げながら、
経済的自由を手に入れる現実的で具体的な資産形成術を教えてくれ
ます。著者自ら実践して確立した方法ですので説得力があります。
他にも、理解を深める知識やタイプ別ケーススタディ、押さえてお
きたいポイントなど収録しながら、投資の基本を解説してくれます
ので、初心者でも容易に理解できると思います。
読めば、会計や運用など、難しそうなお金のことが自分事として身
近に感じられるはずです。その結果、自分が毎月、何にどれだけ投
資すればいいかがわかるようになるはずです。
「このままではお金が足りない」「定年後が不安」「家庭も家を持
つこともままならない」など、お金の悩みを持ちながら、何をして
いいかわからないビジネスパーソンにお読みいただきたい本です。
※「これじゃ、物足りない?」なら、コチラ
→ https://amzn.to/3Iy9dw5
 
★本書の詳細、お買い求めは、
→ https://amzn.to/3xZXmk4
──────────────────────────────
◎バックナンバー→ http://www.bbook.jp/backnumber
◎ご意見、お問い合わせ、→ info@kfujii.com 
◎登録、変更、解除→ http://www.bbook.jp/mag.html  
──────────────────────────────
発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2023
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■今週の選書

■「儲かる会社」の心理的安全性

■小山昇

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■■

■■選書サマリー  

■■

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

「本音で話せる職場」は価値観の共有で生まれる

 

【1】

 

心理的安全性とは、職場で何を言っても否定されない、安心して発

言できる状態のことだ。誰もが本音で話せれば、社内のコミュニケ

ーションは活性化し、業績にもプラスに働く。

 

心理的安全性は、お互いの手の内を知ることで担保される。相手が

どんな発言をするか、どんな反応するかを予測できるから、安心し

て仕事が進められるのだ。

 

もう一つの要素は価値観の共有だ。「これを言ったら、上司にいじ

められる」「出世コースから外される」というリスクがあれば、誰

も本音で語らない。

 

本音で語れないのは、相手を知らないし、どんな価値観を持つかが

わからないからだ。相手の手の内を知り、価値観が共有できれば、

何を話しても大丈夫になり、どんな社員も本音で話すようになる。

 

【2】

 

最近は、仕事は仕事、プライベートはプライベートで切り分けたが

る人が多い。上司も、パワハラやセクハラを恐れて、部下のプライ

ベートに踏み込むことを躊躇する。

 

だが、部下に配慮してプライベートに踏み込まない発想は間違って

いる。たとえば、親が子どものプライベートに無関心では、子ども

が病気になろうが、お金に困ろうが助けることができない。

 

大家族主義の会社も同じだ。上司が部下の最小限の個人情報に踏み

込まなければ、部下に何かあった時に助けることができない。ある

いは手遅れになる。

 

重要なポイントは、一度「助ける」と決めたら、徹底的に関わるこ

とだ。中途半端に手を出すのはだめだ。かえって部下の迷惑になる

だけだ。

 

【3】

 

離職率が高い会社には共通点がある。「社長が懇親会でダラダラ語

る」「向上心がない社員が多い」「社員がいつもイライラしてい

る」「社員が会社に不信感を持っている」などだ。

 

さらに「頑張れば出世できる仕組みがない」「出勤しても挨拶すら

しない」「見るからにダラダラしていて活気がない」「会社の仕組

みを知らず不満になる」といった共通点もある。

 

離職率が高い会社は、根本的には「目標」がないのだ。チームで一

つの目標に向かっている時、人は仕事を辞めようとは思わないもの

だ。みんなが全力で頑張からだ。

 

つまり、常に目標を持って取り組める環境を作っておけば、必然的

に離職率は下がるのだ。本音で語れる環境を作ると同時に、目標を

共有できる職場にすることが大事だ。

 

【4】

 

会社への帰属意識や愛社精神を持たない社員が増えている。愛社精

神がなければ、当然離職率も高くなる。理由は、社内のコミュニケ

ーションが少ないからだ。

 

「お互いに干渉されたくない」などで、社員同士、社員と社長、上

司と部下のコミュニケーションを極力避けようとする。これでは、

帰属意識を持つことはできず、愛社精神も芽生えない。

 

コミュニケーションを密にするには、たとえば部下が困っている

時、上司や世話役が、すぐに飲みに連れ出し、話を聞く機会を作る

ことだ。

 

そして、飲み会では自分が話すのでなく、聞くことに徹すると心が

ることだ。話を聞き、質問されたことは全部答える。そうすること

で密なコミュニケーションを図ることができる。

 

さらに、採用の時点から帰属意識を強く意識することだ。有名大学

卒の優秀な人材を採ることにこだわる会社が多い。だが、優秀な社

員より、在籍社員と合うかどうかが重要だ。

 

志望者の特性や価値観、行動パターンを把握し、自社の風土に溶け

込めそうな人だけを採用すべきだ。愛社精神は、自然に生まれるも

のではない。愛社精神が芽生えるための仕組みが必要なのだ。

 

※「これじゃ、物足りない?」なら、コチラ

https://tinyurl.com/mvph7xvm 

  

★本書の詳細、お買い求めは、→ https://amzn.to/3O0rNhU

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■■

■■選書コメント

■■

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

心理的安全性の本です。上司や他の社員からの反応におびえたり、

恥ずかしさを感じたりすることなく、自分をさらけ出せる環境作り

を目指します。

 

社内が心理的に安全になれば、社員の居心地がよくなります。する

と、入社希望者は増え、離職率は減ります。そうして人間関係の悩

みの多くが解消していきます。

 

経営陣や上司への忖度もなくなるため、自由な発言や議論が行われ

るようになります。それが業績の改善につながります。そんな良い

ことづくめの組織作りを中小企業経営のカリスマに学びます。

 

心理的安全性とは、英語のサイコロジカルセーフティを和訳したビ

ジネス用語です。ご存じGoogleが、良い組織の条件として提唱し

たことから注目を集めるようになりました。

 

日本では、昭和的な仕組みや組織がほころびを見せています。それ

はコロナで加速しました。改善のカギを握るのが、心理的安全性の

確保というわけです。

 

著者は、40年にわたって心理的安全性を職場に担保する活動に取

り組んできたそうです。それを可能にする採用や研修・勉強会、評

価制度、コミュニケーション活性化の仕組みなどを紹介します。

 

いずれも実際に著者が行ってきた取り組みや人事戦略です。学者や

コンサルタントでなく、経営者が自ら実践し、実績を上げてきた手

法だけに抜群の説得力があります。

 

社員がすぐに辞めてしまう、部下のモチベーションが低いなど、慢

性的な人材不足やマネジメントに悩みを抱える中小企業の経営者や

管理職、人事担当者におすすめします。

 

※「これじゃ、物足りない?」なら、コチラ

https://tinyurl.com/mvph7xvm 

  

★本書の詳細、お買い求めは、→ https://amzn.to/3O0rNhU

 

 

 

──────────────────────────────

◎バックナンバー→ http://www.bbook.jp/backnumber

◎ご意見、お問い合わせ、→ info@kfujii.com 

◎登録、変更、解除→ http://www.bbook.jp/mag.html  

──────────────────────────────

発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2023

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ツイートする FACEBOOK いいね! このエントリーをはてなブックマークに追加

主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

東京事務所:
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-10 新駿河台ビル4F
Tel.(03)6273-7950
Fax.(03)6273-7951

企業情報はこちら

著者の方へ

広告掲載についてはこちら

TOP