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2023/08/25
アイデアをお金に変える「マネタイズ」ノート

アイデアをお金に変える「マネタイズ」ノート

「観察」ノート術


昨今のビジネス環境は目まぐるしく変化している。これまで以上にアイデアが求められている。逆言えば、だからこそ、アイデア次第で大きなチャンスをモノにできる可能性が高い。とは言え、アイデアの発想は簡単でない。今すぐアイデアが必要という切実な問題を解決するのがアイデアをお金に換えるマネタイズノートだ...


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■今週の選書
■会社員のまま経済的自由を手に入れる
■ハック大学式 超現実的で超具体的なお金の増やし方
■ハック大学ぺそ
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■■選書サマリー
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超現実的で超具体的なお金の増やし方
【1】
資産形成というと、お金持ちになるための手段と受け取る人もいる
かもしれない。だが、資産形成はお金持ちになることが目的ではな
い。お金の不安から解放されて、人生を楽しむための手段だ。
そのためには、お金のことをもっと知ることからはじめることだ。
「お金がない」と言っている人に限って、お金のことをあまりわか
っていない人が多いものだ。
お金は財布や貯金箱の中に入っているお札や小銭、銀行口座にある
預貯金だけを指すのではない。株式、マイホーム、自動車など、現
金化できるものはすべてお金の一種だ。
そして、このさまざまな状態のお金を総称したものが資産なのだ。
つまり、資産形成とは、目標金額を目指して資産(お金)を作って
いくことなのだ。
【2】
預貯金だけで資産形成をするだけでは、お金の不安から抜け出せな
い。そこで必要なのが投資だ。投資とは利益を得ることを目的に、
現金を他の資産に換えて保有することだ。
「投資なんて危ない」「大損したらどうしよう」「投資はギャンブ
ルだ」などというイメージを持っているとしたら、それは間違った
認識だ。投資と投機を混同しているのかもしれない。
資産の中には株式のように、常に価格が上がったり下がったりする
ものがある。資産形成する上で投機は不要だ。そもそも資産形成
は、時間をかけて戦略的に行うものなのだ。
戦略を考えるには、今の自分のお金の実力を正しく把握することが
必要だ。いわば、目標達成のためのスタート地点の確認だ。目標が
明確でも、現在地がわからなければ戦略は立てられないからだ。
また、正しく現状を把握するには、自分に見えているお金だけでは
だめだ。見えていないお金ももれなく確認することだ。負債の洗い
出しも重要なポイントだ。
【3】
バランスシートが完成すると、資産形成のためのスタート地点が正
しく把握できるようになる。企業の財務状況を把握するバランスシ
ートを参考に自分のバランスシートを作成してみることだ。
資産の部には、自分の資産を金額とともにすべて書き込む。現金や
定期預金以外の資産は現金化したと仮定して想定金額を書き込む。
国債、債券、株式、投資信託などは記入時点の時価でかまわない。
こうして資産を書き出す際に見落としがちなのが、実は不動産だ。
たとえば持ち家などは、住宅ローンが残っているため資産として考
えがちだ。だが、資産と負債は切り分けて考えるようにすべきだ。
不動産や貯蓄性保険、自動車や貴金属など換金性の高い動産など
は、時価が不透明で金銭換算が難しい。マーケットの評価から割り
引いて考えるべきだ。
持ち家は住宅ローンが残っているため資産として考えない人もいる
が残債は支払いごとに減少するから純資産価値は一定ではない。こ
うした考え方を身につけることも、正確な現状把握のな一歩だ。
【4】
資産の部を書き終えたら、次に負債の部を記入する。住宅ローンや
自動車ローン、カードローンなど支払いが終わっていないものは、
すべて書き出してみる。
そして、最後に企業のバランスシートでいうところの「純資産」を
記入する。純資産は「資産-負債」で算出する。それが、今の自分
のお金の実力ということになる。
バランスシートが完成したら、現時点での自分のポートフォリオが
わかる。見える化することで、自分の資産と負債が丸裸になる。こ
れでようやく資産形成に向けた道筋のヒントが得られるのだ。
お金の不安から解放されるという目標を達成するには、どのように
ポートフォリオを作り変え、最適化していくかが極めて重要となる
のだ。
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■■選書コメント
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資産形成のガイドです。一攫千金で数億円規模の資産家を目指すの
ではなく、老後資金を確実に作る方法を学びます。会社員のまま、
経済的自由を手に入れる現実的な方法です。
著者は、外資系金融機関のマネージャーであり、チャンネル登録者
数27万人超の人気ユーチューバーということです。著書も4作目
ですが、今回は中でも得意分野の資産形成ということです。
本書では、会社員が稼いだお金を運用し、確実に増やしていく方法
に焦点を当てています。読んで実践すれば、無理せずお金の悩みか
ら解放され、心から豊かになれると思います。
資産形成をするには、節税や節約、投資について対症療法的に学ぶ
より先にやるべきことがあると言います。それは、自分の現状を把
握し、ゴールに向かって正しい道筋を描くことです。
具体的には、3つのステップで進めます。はじめに自分のお金の潜
在能力を把握し、次にいつまでにいくら貯めるか決め、最後にポー
トフォリオに従って投資を始めます。
このように、本書では会社員として自らの市場価値を上げながら、
経済的自由を手に入れる現実的で具体的な資産形成術を教えてくれ
ます。著者自ら実践して確立した方法ですので説得力があります。
他にも、理解を深める知識やタイプ別ケーススタディ、押さえてお
きたいポイントなど収録しながら、投資の基本を解説してくれます
ので、初心者でも容易に理解できると思います。
読めば、会計や運用など、難しそうなお金のことが自分事として身
近に感じられるはずです。その結果、自分が毎月、何にどれだけ投
資すればいいかがわかるようになるはずです。
「このままではお金が足りない」「定年後が不安」「家庭も家を持
つこともままならない」など、お金の悩みを持ちながら、何をして
いいかわからないビジネスパーソンにお読みいただきたい本です。
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◎ご意見、お問い合わせ、→ info@kfujii.com 
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2023
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■今週の選書

■アイデアをお金に変える「マネタイズ」ノート

■市原義文

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■■選書サマリー  

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「観察」ノート術

 

【1】

 

昨今のビジネス環境は目まぐるしく変化している。これまで以上に

アイデアが求められている。逆言えば、だからこそ、アイデア次第

で大きなチャンスをモノにできる可能性が高い。

 

とは言え、アイデアの発想は簡単でない。今すぐアイデアが必要と

いう切実な問題を解決するのがアイデアをお金に換えるマネタイズ

ノートだ。

 

マネタイズとは「事業を収益化する」ことだ。わかりやすく言う

と、ビジネスでお金を生み出す、儲けを生み出す仕組みのことだ。

世の中には、マネタイズの方法が数多くある。

 

ただし、それを突き詰めていくと、必ず「社会的な価値を生むアイ

デア」に行き当たる。簡単に言えば「お客様が困っていることを解

決するアイデア」のことだ。

 

あるいは「お客様の役に立ち、お客様を喜ばせるアイデア」とも言

える。逆に「社会的な価値を生まない=マネタイズできないアイデ

ア」はアイデアではない。「単なる思いつき」に過ぎない。

 

【2】

 

アイデアづくりには拡げる→絞るという行程がある。拡げるとは、

アイデアのヒントを見つけることだ。制約を設けず、できるだけ多

くのヒントを集める。気づいたヒントを記録することも大切だ。

 

絞るとは、アイデアのヒントを整理し、組み合わせ、マネタイズで

きるアイデアに仕上げる行程だ。情報を整理し、必要な情報同士を

組み合わせ、マネタイズできるアイデアに仕上げていく。

 

具体的には「観察→記録→整理→組み合わせ→仕上げ」の一連のプ

ロセスだ。観察・記録は拡げる行程であり、整理・組み合わせ・仕

上げは絞る行程だ。

 

拡げる時は、主に小さなメモ帳を使うことだ。観察して気づいたこ

とをすぐに記録するには、携帯性に優れた小さなメモ帳が大活躍す

るからだ。

 

絞る時は、A4サイズの方眼ノートを使う。横向きにして使えば、

アイデアを形にする最強のツールになる。整理したり、組み合わせ

たり、新しいアイデアを作ったりしていく作業が自由自在だ。

 

【3】

 

アイデアをつくるには観察も重要だ。ヒントは身近なところにある

からだ。自分の職場やお客様がいる売り場など、ヒントは現場にあ

るのだ。

 

そのヒントを、絶対に見逃さないことだ。それこそが、新商品や新

事業をつくる秘訣だ。そのためには小さなメモ帳をポケットに忍ば

せて現場をよく観察してみる。必ずヒントが見つかるはずだ。

 

どんなに優れたアイデアも、既存のアイデアの組み合わせに過ぎな

い。模倣することを恐れず、いいアイデアを積極的に参考にしてみ

るべきだ。

 

人をワクワクさせる商品やサービスを生み出せれば、人もお金も集

まる。収益が上がり、投資したい人も現れる。マネタイズできるア

イデアを作ることで、自分のファンを作ることもできるのだ。

 

【4】

 

人は、関心があるものしか見えないものだ。だから、アイデアのヒ

ントを見つけるには、まず関心を持つテーマを決めることからはじ

めるべきだ。

 

そして、そのテーマをメモ帳に書き、毎日見ることだ。テーマに関

することは何でも注意して見るのだ。関心を持つだけで、アイデア

のヒントが次々見つかるようになるものだ。

 

「○○は●●である」と物事を自動的に解釈し、それが当たり前と

思い込んでいることが多い。そうなってしまうと、それ以外のこと

が目に入らなくなる。結果、思考停止に陥ってしまう。

 

これでは、新しい視点から見た、新しい解釈が生まれる余地はない。

新しい視点を得るには、一瞬でいいから立ち止まり、自分の解釈を

疑ってみることが大切だ。

 

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■■選書コメント

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アイデア発想の本です。ビジネスでお金を生み出せるアイデアを、

ノートを使って生み出す方法を教えてくれます。社会的に価値のあ

るアイデアをみるみる生み出せるようになります。

 

著者は、斬新なアイデアで新商品や新事業を次々と実現してきた人

物です。そんな著者がアイデアの発想やマネタイズの方法を教えて

くれます。

 

才能は必要ありませんし、業界や会社も問いません。読んで実践す

れば誰でもお金を生み出すアイデアを、ロジカルに生み出すことが

できるようになるはずです。

 

変化の激しい時代です。多くの会社が新規事業や新商品、斬新な施

策で乗り越えようとしています。求められるのはアイデアです。そ

んな時代だからこそ、アイデアで飛躍もできます。

 

とは言え、アイデア発想は簡単ではありません。ひねり出そうとし

ても、なかなかうまくいきません。そもそも、アイデアは、ひらめ

いたり、自然にわいてくるものではありません。

 

なかなか思いつかないのは、ただやり方を知らないからです。それ

さえ学んで、手順を踏んで実行すれば、才能の有無に関係なく斬新

なアイデアを次々と得ることができるようになるはずです。

 

本書は、そんなアイデアの導き方を解説します。具体的には、メモ

帳と方眼ノートの2種類を用意し、ネタ集めとアイデア作りで使い

分けます。

 

本書では、その使い方が実例を交えて体系的に紹介されます。たと

えば「Pontaカードは既存の技術×新しい視点から生まれた」

「商品開発4つの窓でアイデアを組み合わせる」という具合です。

 

職場で商品や施策の企画などアイデアを求められる仕事に従事して

いる人や、上司から頻繁にアイデア出しを求められている人などは

必読です。

 

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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2023

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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

東京事務所:
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-10 新駿河台ビル4F
Tel.(03)6273-7950
Fax.(03)6273-7951

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