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2024/06/28
心がほぐれる1分習慣
朝起きてシャキッと出社する
体調を整え、悩みを改善するためには行動を変えるべきだ。考え方を変えるには大きなエネルギーが必要だ。まず行動を変えるほうが圧倒的に簡単だ。正しい行動習慣を続ければ、日々の生活がうまく回るようになる。徐々に「生活が楽しい。充実している」と前向きに感じられるようになる。さらに自分のことを肯定的に感じられるようにもなる...
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■今週の選書
■心がほぐれる1分習慣
■西上貴志
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■■選書サマリー
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朝起きてシャキッと出社する
【1】
体調を整え、悩みを改善するためには行動を変えるべきだ。考え方
を変えるには大きなエネルギーが必要だ。まず行動を変えるほうが
圧倒的に簡単だ。
正しい行動習慣を続ければ、日々の生活がうまく回るようになる。
徐々に「生活が楽しい。充実している」と前向きに感じられるよう
になる。さらに自分のことを肯定的に感じられるようにもなる。
行動の変化自体は小さくても、その変化が大きな思考の変化をもた
らす。今日から変わるために必要なことは誰にでもできる簡単なこ
とだ。それを毎日続けて取り組めばいいのだ。
【2】
目が覚めた瞬間から体を動かすことは難しい。睡眠時は頭も体もリ
ラックスモードでいるからだ。朝の準備をしながら体を動かすこと
で、全身が刺激を受けて体が動くようになるのだ。
ただし、朝からあれこれ考えて行動することは簡単ではない。頭が
リラックスモードから抜けきってないからだ。何も考えずに動くこ
とが1番だ。
その時、闇雲に動くのでなく、心と体を覚醒モードに切り替える上
で最適な行動することだ。そのためにはやるべきことをルーティン
化しておく。そうして心と体を覚醒モードに切り替えていくのだ。
【3】
朝から取り組める行動の第一歩は、カーテンを開けて陽の光を全身
で浴びることだ。スムーズに朝のスタートダッシュが切れるように
なるはずだ。
人間には1日のリズムを刻む体内時計が備わっている。これにより、
睡眠だけでなく、血圧やホルモン分泌、自律神経のバランスなど体
にある様々なリズムの調整ができている。
朝、日の光を浴びれば、メラトニンの分泌量が抑えられ、セロトニ
ンの分泌量が増える。夜になると日中生産されたセロトニンを活用
してメラトニンの分泌量が増えていく。
日の光を浴びないと、メラトニンの分泌と抑制が進まない。そうな
るといつまでも眠気が取れない。朝メラトニンの分泌を抑え、夜に
分泌を行うには、朝イチで日の光を浴びることが効果的なのだ。
なお、メラトニンは睡眠だけでなく、抗酸化作用や老化防止にも効
果がある。美容に睡眠は欠かせないが、睡眠ホルモンであるメラト
ニン自体も美容に関係が深いホルモンなのだ。
【4】
いつもと調子が違う漠然とした不調感を感じたら、洗面台の鏡の前
で顔の表情をじっくり観察することだ。自分の顔を1分見つめる
だけで、次第に気分が軽くなるのがわかるはずだ。
心の不調は、自分では気づかないことが多い。「おかしい」と感じ
つつ、それを認めたくないという思いがそうさせることもある。自
分を見ることは、自分の客観視になるのだ。
見慣れた自分の顔を客観的に見る行為は、自分の体調確認の絶好の
機会だ。心の不調に早めに気づき、早めに対処することは、メンタ
ルの悪化予防に最も有効なのだ。
【5】
鏡を見る時は、笑ってみたり、キリッとした症状を作ってみたり、
意識するはずだ。表情を意図的に作ること自体にもストレス軽減効
果がある。作り笑顔でも構わない。
鏡に映った自分の表情は、日々慣れ親しんで見続けている自分にと
って最高のセルフケアアイテムだ。自分の顔を見て、にっこりと少
し笑ってみるだけで、不安感はすっと軽くなるものだ。
見慣れた自分の顔を見るというアクション自体にもストレス軽減効
果がある。必ずしも鏡を使わなくても、スマホの待ち受け画面に
自分の画像用いれば、頻繁に自分の顔を見ることができるはずだ。
★本書の詳細、お買い求めは、
→ https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4827214409/tachiyomi-22
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■■選書コメント
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行動習慣の本です。日々の行動を変えて生活のバランスや体調を整
えることで心の悩みも改善します。誰にでもすぐに始められ、続け
られるわずか1分の行動を教えてくれます。
何かと不安でストレスフルな現代社会です。「体がだるい」「イラ
イラする」「眠れない」など、心や体に不調を感じることは少なく
ないはずです。
そんな生きづらい日常生活を変えてくれる、心がほぐれる習慣を、
2万人以上の心の不調を抱える人々に寄り添ってきた精神科医・産
業医が合計45個提案してくれます。
本書では、朝起きてシャキっとする、職場の人間関係を改善する、
仕事のパフォーマンスを向上する、良い睡眠を得る、休日を充実さ
せるなどシーンごとに紹介されていきます。
どれも本当に簡単なものばかりです。たとえば「体が重いなら3回
シコを踏む」「イライラするなら大声を出す」「寂しくて眠れない
なら、もう1つの枕に抱く」という具合です。
簡単過ぎて拍子抜けするかもしれません。とは言え、不調時には、
頭を使ったり、努力を要することなど、難しいことはできません。
かえって助かります。
著者は、変わるために必要なことは、誰にでもできる簡単な行動を
続けることだといいます。それがやがて大きな成果と成長につなが
るといいます。
読んで一つでも実践すれば、気持ちが和らぎ、体も楽になります。
やがて「今日もいい一日だった」と思いながら、眠りにつけるよう
なるはずです。
仕事がつらい、人間関係に疲れる、眠れないなど、不調やストレス
を抱える人はもちろん、毎日をもっと充実させたい、休日を有意義
に過ごしたいなど、向上心にあふれる人にもおすすめです。
★本書の詳細、お買い求めは、
→ https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4827214409/tachiyomi-22
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