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2024/11/01
仕組み化が全て

仕組み化が全て


人でなく仕組みを育てる
圧倒的な成果を出す組織を作るには徹底した仕組み化が必要だ。人に依存せず、仕組みで人を動かし、仕組みですべてを解決する。仕組みづくりこそが、マネジメントの本質なのだ。仕組み化すれば、組織の生産性向上と持続的な成長ができる。一部の優秀の人に依存するのでなく、誰もが一定の成果を上げられる組みを作るべきだ。そのほうがより高い成果を出せるのだ...

人でなく仕組みを育てる


圧倒的な成果を出す組織を作るには徹底した仕組み化が必要だ。人に依存せず、仕組みで人を動かし、仕組みですべてを解決する。仕組みづくりこそが、マネジメントの本質なのだ。仕組み化すれば、組織の生産性向上と持続的な成長ができる。一部の優秀の人に依存するのでなく、誰もが一定の成果を上げられる組みを作るべきだ。そのほうがより高い成果を出せるのだ...





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■今週の選書
■仕組み化がすべて
■岩田圭弘  
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■選書サマリー
■■
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人でなく仕組みを育てる
【1】
圧倒的な成果を出す組織を作るには徹底した仕組み化が必要だ。人
に依存せず、仕組みで人を動かし、仕組みですべてを解決する。仕
組みづくりこそが、マネジメントの本質なのだ。
仕組み化すれば、組織の生産性向上と持続的な成長ができる。一部
の優秀の人に依存するのでなく、誰もが一定の成果を上げられる仕
組みを作るべきだ。そのほうがより高い成果を出せるのだ。
仕組み化しないまま、メンバーに成果を出すよう努力を強いても、
いつまでも成果が出なず、やがてメンバーは疲弊してモチベーショ
ンを下げてしまう。大事なことは、人でなく仕組みを育てることだ。
【2】
ただし、一般的な仕組み化ではダメだ。よくあるのが仕組みを作り
っぱなしにすることだ。仕組みを作る際、必ずその仕組みを振り返
る仕組みを内包しておくべきだ。これにより徹底度が高まるのだ。
仕組みが定着する仕組みも必要だ。一旦、仕組み化してしまえば、
その仕組みに効果がないと評価されない限り、勝手に止められない
ようにしおくのだ。
振り返りの仕組みも大事だ。効果が持続しているか、環境変化で形
骸化していないか、ブラッシュアップできないかなどを継続的にチ
ェックする。こうした定着と継続、改善のプロセスが不可欠なのだ。
【3】
さらに大事なことは、仕組み化に現場の社員が主体的に関わって
いることだ。自分たちの業務を効率化・最適化するために、社員が
仕組みを考え、提案し、実行していくべきなのだ。
これが社員のモチベーションを高める。また、実態に即した効果的
な仕組みづくりができる。加えて、仕組み化で生まれた成果や知見
を全社的に共有・展開する仕組みも必要だ。
ある部門で効果があった仕組みは、速やかに他部門に水平展開すべ
きだ。それが組織全体の生産性向上につながる。この共有と展開の
仕組みで、優れた取り組みが根付き、継続的改善ができるのだ。
このように仕組み化においては、業務の標準化や効率化、組織文化、
現場主導、全社的共有・展開などの複合的要素が相互に作用し合う
ことで、独自の強みとなり、継続的な業績につながるのだ。
【4】
組織の成果を向上させるには、属人的依存を防ぎ、再現性の高い結
果を生み出す仕組み化が重要だ。行動量と成果の相関関係を見極め、
最低限必要な行動を仕組みとして規定し、組織内で共有するのだ。
そのためには、優れた行動を言語化し、組織全体で実践する必要が
ある。組織全体の結果を出すには、メンバーの行動を適切な方向に
導く仕組み化が不可欠なのだ。
その際、メンバーの自主性や創造性を損なわないように注意するべ
きだ。柔軟的な仕組み構築が大切だ。また、仕組みの定着にはメン
バーへの丁寧な説明と適切なフォローも欠かせない。
【5】
仕組み化することで、属人的依存を防げば、再現性の高い結果が生
み出せる。反対に仕組みがないと、メンバーがそれぞれの考え方や
やり方といった我流で仕事を進めがちだ。
たとえば、営業では、トッププレイヤーとそうでない人材の間で成
果に大きな差がある。前者の行動が言語化され、仕組みになり、組
織内で共有しておかなければ、彼らが抜けた途端に業績が落ち込む。
その点、仕組み化しておけば、優れた人材の行動を言語化し、それ
を仕組みに組み込み、組織内で共有することで、全体として再現性
の高い成果を上げることができる。
属人的依存を避け、安定的な結果を生み出すには、仕組み化が必要
不可欠なのだ。それこそがメンバーの力を最大限に引き出し、組織
の目標達成につなげる秘訣なのだ。
どんなに優秀でも、頭数には勝てない。自分一人で成果をあげるよ
り、自分の半分の能力の人が5人いたほうが2倍情稼げるという仕
組み化の効用を意識しておくべきことが大切なのだ。
★本書の詳細、お買い求めは、
→ https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4815626669/tachiyomi-22
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■選書コメント
■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
仕組みで組織を改革する本です。徹底した仕組み化で、人に依存せ
ず、仕組みで人を動かし、仕組みですべてを解決できる会社を作り
ます。それが圧倒的な成果につながります。
お手本は、あのキーエンスです。日本企業が軒並み衰退をする中、
国内の時価総額ランキングで常にトップ5に入り、ここ20年、年
平均20%成長という驚異的な伸びを見せているすごい会社です。
秘密は、徹底した仕組み化にあります。具体的にはどのようなもの
か、どうすれば自社にも導入できるのか、同社で10年近く、活躍
してきた著者が伝授します。
仕組み化の大切さは、散々語られてきました。その実現に向けて、
多くの会社が業務を標準化し、マニュアルを整備してきました。で
も、うまくいきません。原因はどこにあるのか、本書が明かします。
ざっくりお伝えすると、単なる業務の標準化や効率化に留まるので
なく、組織文化、現場主導、全社的共有・展開などの複合的要素を
相互に作用させること、つまり社をあげた取り組みが必要なのです。
本書では、まずキーエンスの仕組み化の取り組みを紹介し、仕組み
化のメリットや他社が上手くいかない理由などを説いた上で、具体
的な導入方法を解説していきます。
具体的には、4つのステップで進めます。すなわち、標準化、浸透、
振り返り、責任と権限の4つです。本書も、そのステップごとに、
章を分けて詳しく解説していきます。
最後に、実践編として、キーエンスの仕組み化を詳しく紹介してく
れます。本書一冊が、まるごと導入マニュアルのようです。読めば、
自社でも仕組み化をすすめたくなるはずです。
業務の属人化に悩む人、組織の仕組み化に関心のある人など、経営
者や幹部社員、マネジメント層、さらには彼らのアドバイザーであ
るコンサルタントなど専門家におすすめします。 
★本書の詳細、お買い求めは、
→ https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4815626669/tachiyomi-22
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◎バックナンバー→ http://www.bbook.jp/backnumber
◎ご意見、お問い合わせ、→ info@kfujii.com 
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2024
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■今週の選書

■仕組み化がすべて

■岩田圭弘  

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■■選書サマリー  

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人でなく仕組みを育てる


【1】


圧倒的な成果を出す組織を作るには徹底した仕組み化が必要だ。人

に依存せず、仕組みで人を動かし、仕組みですべてを解決する。仕

組みづくりこそが、マネジメントの本質なのだ。


仕組み化すれば、組織の生産性向上と持続的な成長ができる。一部

の優秀の人に依存するのでなく、誰もが一定の成果を上げられる仕

組みを作るべきだ。そのほうがより高い成果を出せるのだ。


仕組み化しないまま、メンバーに成果を出すよう努力を強いても、

いつまでも成果が出なず、やがてメンバーは疲弊してモチベーショ

ンを下げてしまう。大事なことは、人でなく仕組みを育てることだ。


【2】


ただし、一般的な仕組み化ではダメだ。よくあるのが仕組みを作り

っぱなしにすることだ。仕組みを作る際、必ずその仕組みを振り返

る仕組みを内包しておくべきだ。これにより徹底度が高まるのだ。


仕組みが定着する仕組みも必要だ。一旦、仕組み化してしまえば、

その仕組みに効果がないと評価されない限り、勝手に止められない

ようにしおくのだ。


振り返りの仕組みも大事だ。効果が持続しているか、環境変化で形

骸化していないか、ブラッシュアップできないかなどを継続的にチ

ェックする。こうした定着と継続、改善のプロセスが不可欠なのだ。


【3】


さらに大事なことは、仕組み化に現場の社員が主体的に関わって

いることだ。自分たちの業務を効率化・最適化するために、社員が

仕組みを考え、提案し、実行していくべきなのだ。


これが社員のモチベーションを高める。また、実態に即した効果的

な仕組みづくりができる。加えて、仕組み化で生まれた成果や知見

を全社的に共有・展開する仕組みも必要だ。


ある部門で効果があった仕組みは、速やかに他部門に水平展開すべ

きだ。それが組織全体の生産性向上につながる。この共有と展開の

仕組みで、優れた取り組みが根付き、継続的改善ができるのだ。


このように仕組み化においては、業務の標準化や効率化、組織文化、

現場主導、全社的共有・展開などの複合的要素が相互に作用し合う

ことで、独自の強みとなり、継続的な業績につながるのだ。


【4】


組織の成果を向上させるには、属人的依存を防ぎ、再現性の高い結

果を生み出す仕組み化が重要だ。行動量と成果の相関関係を見極め、

最低限必要な行動を仕組みとして規定し、組織内で共有するのだ。


そのためには、優れた行動を言語化し、組織全体で実践する必要が

ある。組織全体の結果を出すには、メンバーの行動を適切な方向に

導く仕組み化が不可欠なのだ。


その際、メンバーの自主性や創造性を損なわないように注意するべ

きだ。柔軟的な仕組み構築が大切だ。また、仕組みの定着にはメン

バーへの丁寧な説明と適切なフォローも欠かせない。


【5】


仕組み化することで、属人的依存を防げば、再現性の高い結果が生

み出せる。反対に仕組みがないと、メンバーがそれぞれの考え方や

やり方といった我流で仕事を進めがちだ。


たとえば、営業では、トッププレイヤーとそうでない人材の間で成

果に大きな差がある。前者の行動が言語化され、仕組みになり、組

織内で共有しておかなければ、彼らが抜けた途端に業績が落ち込む。


その点、仕組み化しておけば、優れた人材の行動を言語化し、それ

を仕組みに組み込み、組織内で共有することで、全体として再現性

の高い成果を上げることができる。


属人的依存を避け、安定的な結果を生み出すには、仕組み化が必要

不可欠なのだ。それこそがメンバーの力を最大限に引き出し、組織

の目標達成につなげる秘訣なのだ。


どんなに優秀でも、頭数には勝てない。自分一人で成果をあげるよ

り、自分の半分の能力の人が5人いたほうが2倍情稼げるという仕

組み化の効用を意識しておくべきことが大切なのだ。


★本書の詳細、お買い求めは、

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4815626669/tachiyomi-22


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■■選書コメント

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仕組みで組織を改革する本です。徹底した仕組み化で、人に依存せ

ず、仕組みで人を動かし、仕組みですべてを解決できる会社を作り

ます。それが圧倒的な成果につながります。


お手本は、あのキーエンスです。日本企業が軒並み衰退をする中、

国内の時価総額ランキングで常にトップ5に入り、ここ20年、年

平均20%成長という驚異的な伸びを見せているすごい会社です。


秘密は、徹底した仕組み化にあります。具体的にはどのようなもの

か、どうすれば自社にも導入できるのか、同社で10年近く、活躍

してきた著者が伝授します。


仕組み化の大切さは、散々語られてきました。その実現に向けて、

多くの会社が業務を標準化し、マニュアルを整備してきました。で

も、うまくいきません。原因はどこにあるのか、本書が明かします。


ざっくりお伝えすると、単なる業務の標準化や効率化に留まるので

なく、組織文化、現場主導、全社的共有・展開などの複合的要素を

相互に作用させること、つまり社をあげた取り組みが必要なのです。


本書では、まずキーエンスの仕組み化の取り組みを紹介し、仕組み

化のメリットや他社が上手くいかない理由などを説いた上で、具体

的な導入方法を解説していきます。


具体的には、4つのステップで進めます。すなわち、標準化、浸透、

振り返り、責任と権限の4つです。本書も、そのステップごとに、

章を分けて詳しく解説していきます。


最後に、実践編として、キーエンスの仕組み化を詳しく紹介してく

れます。本書一冊が、まるごと導入マニュアルのようです。読めば、

自社でも仕組み化をすすめたくなるはずです。


業務の属人化に悩む人、組織の仕組み化に関心のある人など、経営

者や幹部社員、マネジメント層、さらには彼らのアドバイザーであ

るコンサルタントなど専門家におすすめします。 


★本書の詳細、お買い求めは、

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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

東京事務所:
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-10 新駿河台ビル4F
Tel.(03)6273-7950
Fax.(03)6273-7951

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