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2024/11/08
超時短ハック
時間と戦う
誰もが時間と戦っている。できるだけ残業せずに成果を出そうと頑張っている。まず身に付けるべきは時短力だ。これを身に付ければ、最小の時間で最大の成果が上げられるようになる。年功序列は終わり、成果主義の時代になった。時短で働くことで、周りから効率的な人、生産性が高い人と評価され、大切に扱ってもらえる。若手でも、社歴が低くても活躍の場が与えられる...
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■今週の選書
■超時短ハック
■鈴木真理子
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■■選書サマリー
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時間と戦う
【1】
誰もが時間と戦っている。できるだけ残業せずに成果を出そうと頑
張っている。まず身に付けるべきは時短力だ。これを身に付ければ、
最小の時間で最大の成果が上げられるようになる。
年功序列は終わり、成果主義の時代になった。時短で働くことで、
周りから効率的な人、生産性が高い人と評価され、大切に扱っても
らえる。若手でも、社歴が低くても活躍の場が与えられる。
会社は、優秀な人に早期退職されたり、転職されたりしては困る。
優秀な人になれば、早くからやりがいのある仕事を任せたり、希望
の部署に配置転換してくれるはずだ。
【2】
時短できれば、特別な才能などなくても信頼されるはずだ。仕事が
早くて正確な人と呼んでもらえるようになる。限られた時間でてき
ぱき仕事をこなせば自分の時間が生まれる。
この時間は、会社のためでも他人のためでもない、自分だけの時間
になる。趣味を持ったり、社外の人と交流したりすれば、視野が広
がり発想力も生まれる。
これは、仕事にも相乗効果をもたらす。企業もその点を期待してい
る。企業も自分時間が充実した多様性のある人と仕事をしたいと考
える時代なのだ。
【3】
ビジネスパーソンの働き方には、野球型とサッカー型がある。時間
制限がなく、終わるまでは延長戦をしてでも続けるのが野球型で、
時間制限を設けて時間内の得点を競うのがサッカー型だ。
これまでの働き方の多くは野球型だった。?一方、今求められている
のは、定時内にきっちり仕上げる仕事を仕上げるサッカー型の社員
だ。
野球型は、頑張り屋で責任感がある人に多い。プライベートの時間
を削ってまで仕事をする。だが、これからは長時間働いたからとい
って頑張っていると評価される時代ではない。
これからは、働き方をシフトしていくべきだ。そのために必要なの
が時短ハックだ。すべての人に時短ハックが求められる時代になっ
たのだ。
【4】
時間のやりくり上手になるには、まず、無駄に気づくことだ。仕事
のやり方を見直し、やらなくてもいい仕事を見つける問題意識を持
つことからはじめるべきだ。
仕事には時間をかけるべき仕事と、時間をかけなくていい仕事があ
る。量をこなす仕事は、とにかくスピードアップする。そして、質
を求められる仕事には時間をかけ、腰を据えて取り組むことだ。
時間をかけるほど良い仕事ができると考えるのは、単なる思い込み
だ。時間の長さと成果は必ずしも一致しない。短期集中型で成果を
上げる仕事術を身に付けるべきだ。
【5】
ビジネスパーソンが時間に追われるのには理由がある。まず働き方
改革で時間外労働の上限が決められて時間的制約ができた。だが、
仕事量が減ったわけではない。
特に、3大ムダとされている、会議、メール、書類作りの3つが依
然として残っている。どれも大切な仕事だが、これらに費やす時間
が長すぎる。
また、コミュニケーション不足も原因だ。上司も同僚もテンパって
いる。仕事を教え合ったり、質問したり、手伝ったりする雰囲気が
ない。他人の面倒を見る余裕がない。
だから、知識やスキルがなかなか身につかない。また弱みや改善点
に気づかない。その結果、自分のやり方を貫くことになる。
在宅勤務もそれに拍車をかける。相手の仕事を中断して邪魔しない
ように、ほうれん草をためらったり、質問を遠慮したり、人目がな
い分、ダラダラと作業を続けて残業してしまうのだ。
★本書の詳細、お買い求めは、
→ https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756923593/tachiyomi-22
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■■選書コメント
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仕事の効率化の本です。仕事を短時間で終わらせる能力を時短力と
して、そのために使えるコツやノウハウなどの小ネタ、いわゆるハ
ックを集めてあります。
時短力を身につければ、最小の時間で最大の成果が上げられるよう
になります。その結果、会社や上司、同僚などから、効率的な人、
生産性が高い人と評価されるようになります。
時間が生まれれば余裕ができます。自分の時間が増えれば、家族と
過ごす時間や、趣味や勉強の時間に使えます。それを可能にする時
短ハック満載の本です。
人生も、仕事も、主人公は自分です。他人に振り回されず、自分が
主導権を握りたいものです。そのためには仕事を要領よくこなすこ
とです。必要になるのが時短力です。
本書には、そんな時短に活かせるアイデアが、ハックとして65個
も紹介されています。それぞれダンドリ、時間管理、コミュニケー
ション、生活習慣、勉強など、7つに分類されています。
どれも日々の仕事と生活に活かせるものばかりです。読んでいくつ
か実践するだけでも、すぐに成果ができるはずです。しかも、一度
身に付けてしまえば、その効果は一生続きます。
時短の本だけあって、読者時間を大切にする工夫もされています。
たとえば、1ハック4ページ、文章は少なめでイラストを多用、内
容がすぐつかめるポイントでまとめられています。
時間が捻出できれば、人生は好転します。変えたいと思っている今
こそチャンスです。時短ハックを身につけて、仕事もプライベート
も充実した毎日を手に入れるべきです。
「頑張っているのに成果が出ない」「時間に追われてやりたいこと
ができない」「メールや書類づくりに時間がかかる」など、時間の
悩みを抱えているビジネスパーソンにおすすめします。
★本書の詳細、お買い求めは、
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