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2024/12/13
その絶望感って、本当は心のまぼろしじゃない?

その絶望感って、本当は心のまぼろしじゃない?


もうダメだと思ったら
人生は辛いことであふれている。やりたくないことや嫌なことがたくさんある。意地悪な人たちもいる。普通に生活しているだけでも落ち込んだり、心が折れたりすることがよくある。「もうダメだ」と潰れてしまったら大変だ。だからこそ「絶望とは何か」を知っておき、立ち直り方を理解しておくべきだ。そうしないと、転んだ時に立ち直れず、人生が終わってしまうからだ...

もうダメだと思ったら

人生は辛いことであふれている。やりたくないことや嫌なことがたくさんある。意地悪な人たちもいる。普通に生活しているだけでも落ち込んだり、心が折れたりすることがよくある。「もうダメだ」と潰れてしまったら大変だ。だからこそ「絶望とは何か」を知っておき、立ち直り方を理解しておくべきだ。そうしないと、転んだ時に立ち直れず、人生が終わってしまうからだ...




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■今週の選書
■その絶望感って、本当は心のまぼろしじゃない?
■ぱやぱやくん
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■選書サマリー
■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
もうダメだと思ったら
【1】
人生は辛いことであふれている。やりたくないことや嫌なことがた
くさんある。意地悪な人たちもいる。普通に生活しているだけでも
落ち込んだり、心が折れたりすることがよくある。
「もうダメだ」と潰れてしまったら大変だ。だからこそ「絶望とは
何か」を知っておき、立ち直り方を理解しておくべきだ。そうしな
いと、転んだ時に立ち直れず、人生が終わってしまうからだ
絶望から立ち直れば「その絶望は、ただの幻だった」と実感するも
のだ。また、絶望にはパターンがあり、それを理解しておけば、思
い込みで苦しんでいることが実感でき、立ち治りやすいはずだ。
【2】
「日本は絶望しかない国だ」という人がいる。であれば、どこの国
も絶望の国だ。先進国なら少子化高齢化、学歴社会、所得格差、物
価高、社会保障費高等などの問題をかかえている。
発展途上国も宗教差別、男女差別、独裁政治、王族への不経済や発
達の社会福祉などの問題がある。急速に経済発展をしている国は、
希望にあふれるようだが、フェアで公平な社会とは言えない。
希望や絶望は、環境よりも心の状態で変わるのだ。どんなに絶望的
な国や状況にあっても「そこから抜け出す」という希望の光さえ持
てれば、人間は生きていくことができるのだ。
【3】
希望とは、人から与えられるものではない。自分で探すものだ。幸
せな人とは、希望を見つけられる人だ。大雨の中でもチョコレート
を食べることを想像して喜びを感じることができる人だ。
絶望を感じたら「これでおしまいだ」と思わず「これは心の幻に過
ぎない」と考えればいい。状況を確認した上で、まだ大丈夫だと立
ち直る方法を見つけるのだ。
絶望にはパターンがある。そもそも「希望がない」と自分が勘違い
してだけのことが多い。本当は希望もたくさんあるのに、勝手にダ
メだと思い込み、投げ出してしまう状態が絶望だ。
人間が絶望するのは、手元にお金がない、体調が悪い、他人と話し
ていない、どこにも出かけていない、知識を得ていないの5つの状
態が、いくつも揃った時だ。
この負のカードが、すべて揃ってしまうと、人は絶望し、立ち上が
れなくなってしまう。災害や戦争では、輝く気持ちを失って絶望し
てしまいがちだ。
月末に支払うお金がなく、体調が悪く、話す相手すらいない状況で
は、誰でももうダメだと思うはずだ。だが、お金がないくらいでは
「そこまで不幸ではない」と心の平穏を保つことができる。
【4】
絶望しないためには、常に自分の状態を確認し、メンテナンスをし
ておくことだ。方法はいくつかある。たとえばお金がないと思うな
ら、手元のお金を増やすより、月末の支払いを考えることだ。
なぜなら、いくら収入が増えても、それに比例して支出が増えてし
まい、お金が貯まらないどころか、月末の支払いがマイナスになる
からだ。そうなると「お金がない」という感情は消えなくなる。
現代社会でお金がないと、命がすり減るような気分になる。いつも
頭の中で月末の支払いの計算をしていると、仕事のパフォーマンス
を下がり、気分も落ち込んでしまう。できるだけ避けるべきだ。
だから、お金がないなら支出を減らすことだ。最近は副業でお金を
増やすこともできる。だが、増やしたところで自分へのご褒美が増
えてしまえば本末転倒だ。
まずは外食・飲み会、通信費、保険料、娯楽費などを見直すこと
だ。その上で余ったら、貯金にあてることだ。そこから始めれば、
たとえ収入が少なくても、心に余裕が出てくるはずだ。
このように、絶望のパターンを知っておき、パターンごとの対処法
を知っておくべきだ。そうすれば単なる勘違いから「希望がない」
と思ってしまう状態を避けられるはずだ。
★本書の詳細、お買い求めは、
→ https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4827214727/tachiyomi-22
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■選書コメント
■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メンタルヘルスの本です。絶望感から立ち直る方法です。人生には
辛いことも多く、落ち込んだり、心が折れたりしがちです。時には
「もう、おしまいだ」と絶望することもあるかもしれません。
そうなれば、万事休すです。だから、あらかじめそのメカニズムと
予防法、立ち直る術を知っておくべきです。たいていは単なる思い
込みであり、立ち直れると著者は言います。
教えてくれるのは、Xフォロワー29万人の元陸上自衛官です。不
安や悩みを回避し、解消する方法を、自らの自衛隊時代の体験談な
どを交えてわかりやすく解説してくれます。
著者は、絶望感の多くが、思い込みによるものだと言っています。
本当は希望がたくさんあるのに、勝手にダメだと思い込み、投げ出
しているだけだと言います。
その上で、そうならないための方法やそこから抜け出す方法を教え
ます。希望の光さえ見出せれば人間は生きていくことができます。
本書は、その手掛かりをあたえてくれます。
構成は、はじめに人が絶望に陥るパターンと、そうならないための
防衛策を紹介します。絶望の原因として、たとえばお金、体調、人
間関係などをあげ、それぞれ対処法をあげていきます。
特に人間関係については、章を改めて対処法を解説します。「攻撃
的な人ほど自信がない」「嫌な人たちは淘汰される運命」など、い
ずれも納得できる内容です。
さらには、実際に絶望に陥った時の対処法として「感情を無視す
る」「あえて行動する」、不幸を感じないためには「物語を持つ」
「不幸を知る」など簡潔にまとめられていきます。
現在、絶望している人はもちろん、落ち込みやすい人、悩みやすい
人、自責の念に駆られやすい人、絶望しやすい人など、ネガティブ
な感情に流されやすい人におすすめします。
★本書の詳細、お買い求めは、
→ https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4827214727/tachiyomi-22
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◎バックナンバー→ http://www.bbook.jp/backnumber
◎ご意見、お問い合わせ、→ info@kfujii.com 
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2024
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■今週の選書

■その絶望感って、本当は心のまぼろしじゃない?

■ぱやぱやくん

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■■選書サマリー  

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もうダメだと思ったら


【1】


人生は辛いことであふれている。やりたくないことや嫌なことがた

くさんある。意地悪な人たちもいる。普通に生活しているだけでも

落ち込んだり、心が折れたりすることがよくある。


「もうダメだ」と潰れてしまったら大変だ。だからこそ「絶望とは

何か」を知っておき、立ち直り方を理解しておくべきだ。そうしな

いと、転んだ時に立ち直れず、人生が終わってしまうからだ


絶望から立ち直れば「その絶望は、ただの幻だった」と実感するも

のだ。また、絶望にはパターンがあり、それを理解しておけば、思

い込みで苦しんでいることが実感でき、立ち治りやすいはずだ。


【2】


「日本は絶望しかない国だ」という人がいる。であれば、どこの国

も絶望の国だ。先進国なら少子化高齢化、学歴社会、所得格差、物

価高、社会保障費高等などの問題をかかえている。


発展途上国も宗教差別、男女差別、独裁政治、王族への不経済や発

達の社会福祉などの問題がある。急速に経済発展をしている国は、

希望にあふれるようだが、フェアで公平な社会とは言えない。


希望や絶望は、環境よりも心の状態で変わるのだ。どんなに絶望的

な国や状況にあっても「そこから抜け出す」という希望の光さえ持

てれば、人間は生きていくことができるのだ。


【3】


希望とは、人から与えられるものではない。自分で探すものだ。幸

せな人とは、希望を見つけられる人だ。大雨の中でもチョコレート

を食べることを想像して喜びを感じることができる人だ。


絶望を感じたら「これでおしまいだ」と思わず「これは心の幻に過

ぎない」と考えればいい。状況を確認した上で、まだ大丈夫だと立

ち直る方法を見つけるのだ。


絶望にはパターンがある。そもそも「希望がない」と自分が勘違い

してだけのことが多い。本当は希望もたくさんあるのに、勝手にダ

メだと思い込み、投げ出してしまう状態が絶望だ。


人間が絶望するのは、手元にお金がない、体調が悪い、他人と話し

ていない、どこにも出かけていない、知識を得ていないの5つの状

態が、いくつも揃った時だ。


この負のカードが、すべて揃ってしまうと、人は絶望し、立ち上が

れなくなってしまう。災害や戦争では、輝く気持ちを失って絶望し

てしまいがちだ。


月末に支払うお金がなく、体調が悪く、話す相手すらいない状況で

は、誰でももうダメだと思うはずだ。だが、お金がないくらいでは

「そこまで不幸ではない」と心の平穏を保つことができる。


【4】


絶望しないためには、常に自分の状態を確認し、メンテナンスをし

ておくことだ。方法はいくつかある。たとえばお金がないと思うな

ら、手元のお金を増やすより、月末の支払いを考えることだ。


なぜなら、いくら収入が増えても、それに比例して支出が増えてし

まい、お金が貯まらないどころか、月末の支払いがマイナスになる

からだ。そうなると「お金がない」という感情は消えなくなる。


現代社会でお金がないと、命がすり減るような気分になる。いつも

頭の中で月末の支払いの計算をしていると、仕事のパフォーマンス

を下がり、気分も落ち込んでしまう。できるだけ避けるべきだ。


だから、お金がないなら支出を減らすことだ。最近は副業でお金を

増やすこともできる。だが、増やしたところで自分へのご褒美が増

えてしまえば本末転倒だ。


まずは外食・飲み会、通信費、保険料、娯楽費などを見直すこと

だ。その上で余ったら、貯金にあてることだ。そこから始めれば、

たとえ収入が少なくても、心に余裕が出てくるはずだ。


このように、絶望のパターンを知っておき、パターンごとの対処法

を知っておくべきだ。そうすれば単なる勘違いから「希望がない」

と思ってしまう状態を避けられるはずだ。


★本書の詳細、お買い求めは、

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4827214727/tachiyomi-22


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■■選書コメント

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メンタルヘルスの本です。絶望感から立ち直る方法です。人生には

辛いことも多く、落ち込んだり、心が折れたりしがちです。時には

「もう、おしまいだ」と絶望することもあるかもしれません。


そうなれば、万事休すです。だから、あらかじめそのメカニズムと

予防法、立ち直る術を知っておくべきです。たいていは単なる思い

込みであり、立ち直れると著者は言います。


教えてくれるのは、Xフォロワー29万人の元陸上自衛官です。不

安や悩みを回避し、解消する方法を、自らの自衛隊時代の体験談な

どを交えてわかりやすく解説してくれます。


著者は、絶望感の多くが、思い込みによるものだと言っています。

本当は希望がたくさんあるのに、勝手にダメだと思い込み、投げ出

しているだけだと言います。


その上で、そうならないための方法やそこから抜け出す方法を教え

ます。希望の光さえ見出せれば人間は生きていくことができます。

本書は、その手掛かりをあたえてくれます。


構成は、はじめに人が絶望に陥るパターンと、そうならないための

防衛策を紹介します。絶望の原因として、たとえばお金、体調、人

間関係などをあげ、それぞれ対処法をあげていきます。


特に人間関係については、章を改めて対処法を解説します。「攻撃

的な人ほど自信がない」「嫌な人たちは淘汰される運命」など、い

ずれも納得できる内容です。


さらには、実際に絶望に陥った時の対処法として「感情を無視す

る」「あえて行動する」、不幸を感じないためには「物語を持つ」

「不幸を知る」など簡潔にまとめられていきます。


現在、絶望している人はもちろん、落ち込みやすい人、悩みやすい

人、自責の念に駆られやすい人、絶望しやすい人など、ネガティブ

な感情に流されやすい人におすすめします。


★本書の詳細、お買い求めは、

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4827214727/tachiyomi-22


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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

東京事務所:
〒101-0052
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Tel.(03)6273-7950
Fax.(03)6273-7951

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