vol.29 2007年11月09日
テーマ :耽読日記 読書術

古本屋で書籍を見つける方法

古本屋も、大切な書籍の仕入元です。安く手に入るので、欲しい本があれば、魅力的です。また、絶版の本も入手できるので、ありがたい存在です。

と言っても、かつては「欲しい本が見つからない」ということで、利用価値は高くありませんでした。せいぜい、希少価値のある美術書や、絶版本の発掘に使われるぐらいでした。

しかし、ブックオフなど、仕入れの仕組みがしっかりした全国規模の古本屋が登場したことで、状況は一変しました。新しい本でも、結構揃うようになったからです。

さらに、インターネットの登場で、古本屋活用の可能性は大きく広がりました。ブックオフなどの古本屋は、オンラインショップも併設しています。

こちらでは、店舗で仕入れた本を、検品した上で販売しています。検索機能を使えば、探す手間が無く、特にお薦めです。

また、古本屋ではありませんが、オンライン書店のアマゾンでも、古本を販売しています。「マーケットプレース」というサービスです。

このサービスは、中古本を、新品と同じ場所で販売しています。そのため、欲しい本の在庫状況や値段、コンディションを総合的に判断して決めることができ、大変便利です。

支払いなどもアマゾンのシステムで行いますので、利用者は、中古本の購入のために、わざわざ煩雑な手続きをする必要がありません。

もちろん、どのようなサービスを使っても、中古商品であることに代わりはありません。そのため、日焼けや折れ、汚れなどがある場合があります。付録などが無いものも販売されています。

タバコを吸わない人にとっては、タバコの臭いがついている場合もありますので気になるところでしょう。あくまでも、そうした制約を理解した上で、値段屋在庫状況との兼ね合いで利用すべきです。

また、検索から連想で言えば、古本とは関係ありませんが、検索エンジンのグーグルが提供する「ブック検索」は大変便利です。

キーワードを入れると、登録されたすべの書籍の本文を検索し、検索キーワードが掲載された書籍と、ページを表示してくれます。購入できる場所や貸出先も教えてくれますので、購入もできます。

               ※

以上、本を選ぶ際のポイントを、いろいろと紹介しました。これだけで短期間に、しかも確実に良書に出会えるはずです。

ただ、ここまで書いておいて、身もフタもないことですが、本の価値は、読まなければわかりません。

結局、本との出会いはご縁です。ここであげた方法を参考にしていただき、自分の時間とお金を投ずるに値する本かどうかを慎重に見極めてください。

やがて、あなたなりの選書眼が鍛えられるはずです。そうなれば、お気に入りの一冊に出会う確度が高くなるはずです。

ぜひ、がんばってください。


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