vol.32 2007年11月30日
テーマ :耽読日記 読書術

読書前の準備体操

読み始める前の準備について解説します。運動と同じで、読む前にそれなりの準備をしておくことをお薦めします。

まず、改めてその本を読む目的を明確にしましょう。本選びのところでも紹介しましたが、小説のように娯楽を意図して読む本と違い、ビジネス書は目的を持って読む本です。

「最新ビジネス事情について知識を得たい」「自分を元気づけたい」「自分の仕事に役立てたい」「考える力を強化したい」など、人により様々でしょうが、少なくとも目的は明らかにしておきましょう。

目的を持ってはじめれば、読書をより有意義なものにできます。目的が明確であれば、その目的を果たすことに、意識を集中して読めるからです。

目的が達成されれば、読書に投じたお金や時間には、価値があったと言うことになります。極端なことを言えば、この目的さえ達成できるなら、すべてを読む必要すらないわけです。

反対に、目的が明確になっていなければ、その読書が有意義だったのか否かすら判断できません。

このように、目的を明確にすることは、読書に限らずビジネスマンの勉強全般に言えることです。受験生なら、合格という明確な目的があります。

しかし、ビジネスマンの場合、勉強の目的は自分で決めなければなりません。間違っても、ビジネス書の読書は、読むことそのものを目的にしてはいけません。

自分の仕事や生活に活かしてこそ、価値があるのがビジネス書です。だから、まず読む前に目的を明確にすることが大切なのです。


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