vol.34 2007年12月07日
テーマ :耽読日記 読書術

カバーもチラシも捨ててしまう

読書の準備として、物理的なことも付け加えておきます。まず、私は読む前に本の間に挟まっている、チラシや宣伝、ハガキなどは、すべて捨ててしまいます。

続いて、帯もカバーもすべて取り払います。読む際に煩わしいからです。私にとって、書籍のカバーはまったくの無用の長物です。

おそらく、本という、本来、文字だけの味気ない体裁の商品をビジュアル面で魅力的に見せることで、手にとってもらうための包装紙のような役割なのだと思います。

書店のレジでも、カバーをかけてくれます。これも、きちんとレジを通ったという証と、お買いあげいただいたという書店の感謝を形にしたものなのだと思います。

しかし、読書そのものには、何の役にも立たないものです。エコにも優しくないので、カバーをかけようとする店員さんに、丁重にお断りしています。

いずれにしろ、書籍を購入した時点で、カバーの役割は終わっているはずです。読書という行為とは、直接何の関係もないものです。

なお、カバーには、本を保護する役割もあります。しかし、後ほど書きますが、私は本を道具と割り切っており、見た目をきれいに保っておこうという発想がありません。

その点でも、カバーは不必要です。アメリカの書店に行くとわかりますが、書籍の全てとは言いませんが、多くはカバーなどついていません。特に、ビジネス書には付いていないことが多いようです。

だから、出版社のご担当者や、デザイナーの方には、大変申し訳ないのですが、私は、本を買ったらすぐに、チラシもカバーも捨ててしまいます。


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