vol.36 2007年12月21日
テーマ :耽読日記 読書術

3色ボールペンと付箋を手に読む。

全体を把握したら、いよいよ読み始めます。ここで具体的な読み方を紹介します。まず、手元に水性の3色ボールペンと、付箋を用意します。

そして、いよいよ読むのですが、読みながら重要と思われる箇所を見つけたら、三色ペンで線を引いていきます。目的は、後で自分にとっての重要箇所が一目で解るようにするためです。

3色ボールペンを使用するのは、重要度に応じて色分けをするためです。私の場合、青、黒、赤の順に重要な箇所になっています。なお、記す箇所や重要度の判断は、直感的に行っています。

読書は、流れが大事です。興に乗っているときに、線を引くことでリズムやスピードを崩してしまうのは良くありません。あまり深く考えずに、どんどん記していきます。

また、ラインを引く際、重要な文章の端から端まですべてに線を引くのは手間がかかります。重要箇所の所在が明らかにあれば十分なので、いくつかの文章をまとめて引いていきます。

たとえば、縦書きの文章なら、上部に横線を引いて、複数の列を一度に記してしまいます。

これは、大学受験の際、予備校の英語の先生に長文読解の問題を説く手法として伝授されたものです。思わぬところで、受験のテクニックが生きているものです。

また、大いに共感したり、疑問に感じたりしたこと、「ここは誰かに教えてあげよう」とか「セミナーや原稿で引用しよう」と思ったことなども記しておくと後で便利です。

その際も、できるだけ手間を省くために「!」「?」という記号を記すことに止めます。

さらに、ポイントになりそうなフレーズやキーワードは、カギ括弧でくくっていきます。こうすることで、後で引用しやすくなりますし、記憶にも残りやすくなります。


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