テーマ :耽読日記 読書術
ペンを手にすれば理解も進む
ペンを手にして読むことは、内容の理解も助けます。読んでいて理解できない箇所は慎重に読みます。そのままにしておくと、そこから先、全て理解できなくなる可能性があるからです。
内容が難解な箇所は、理解できるまで慎重に、何度も読む必要があります。その際、文章を目で追うだけでなく、ペンでなぞりながら一語一句漏らさないように読んでいきます。
それでも理解できないところは、やはり単語やキーワードをカギ括弧でくくります。そして、それぞれの言葉相互の関係性、類似関係や対立関係、補完関係を整理しながら、じっくり考えます。
それでも、理解できない場合、しっくり来ない場合があると思います。その場合は、自分に馴染みのある言葉に置き換えてみると理解が早まります。
特に、最近は、コンピュータ用語の普及もあって、外来語や英語など、カタカナ用語が多用される傾向があります。そのような言葉は、日本語に置き換えれば分かりやすくなる場合があります。
たとえば、コミュニケーションはやり取り、プロトコルはきまり、コンバージョンは成約といった具合です。
よく知っている言葉でも、他の言葉と組み合わせると分からなくなることがあります。そういう場合は、知っている言葉を日本語に置き換えるだけでピンと来る場合があります。
反対に、日本語にした結果、意味が分からなくなることもあります。オンラインショップのことを仮想取引空間と言っているのを見たことがありますが、訳したことで意味が分かりにくくなっています。
読んだだけではどうしても意味が分からない場合、大事なことなら図示して考えることもあります。ノートや裏表紙に単語、文章、段落を整理して、相互の関係性を等号や矢印などで示していきます。
それでも解らないようなら、あきらめて読み飛ばします。本当に重要なら、再び出てくるからです。また、読んでいるうちに、自然に解ることもあります。
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