vol.42 2008年2月08日
テーマ :耽読日記 読書術

気になったら印を付ける

読みながら、文中に気になった単語を見つけたら、すかさず印を付けます。私は、単語に印をつけるときには、下線でなく、主に「」、いわゆる鍵括弧を使っています。

括る単語には、主に二つのタイプがあります。一つは、重要なキーワードです。初めて聞いた単語、最近よく耳にする単語、自分の仕事に関係がありそうな単語など、気になった単語をくくります。

もう一つは、複数のキーワードの関係性を明らかにする場合です。たとえば、文中に●と●という単語が出てきたら、その両方を括弧に括ります。

その単語は、あとで図示する際、関係性を示す記号を使います。対立関係であれば、「←→」、同義語であれば「=」、包括する概念であれば、「・」を使って箇条書きにするなどです。

並列の関係を示す場合は、番号を使います。最初に(1)、(2)、(3)・・・という数字、その中をさらに細かく並列させる場合は、○1、○2、○3・・、さらに細かい場合はa. b. c.と振っていきます。

このように、読みながら単語や、単語同士の関係性を示す矢印や番号を記しておくと、そのままメモに書き抜くことができます。

このような、一見面倒な作業をすることで、内容の理解が深まり、記憶を助け、さらに後日、引用するなど利用しやすくすことです。

なお、このような読み方には、懐疑的な意見もあるようです。線を引くな、書き込みをするな、読書メモは取るなという意見です。時間のムダだ、という意見です。

この手の意見を持つ人は、頭が良くて、書いてあることがスラスラ入ってくるのだと思います。また、一度読だら、すぐに自分の血肉にしてしまうことができるのでしょう。

どこに書いてあるかすぐに分かる人なら良いと思います。もちろん、それでも良いと思います。ただ、私には、できません。


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