テーマ :耽読日記 読書術
本を読む時間を捻出する
最近のビジネスパーソンは、本を読まないと言われています。読まない理由の冒頭にあげられるのが、「忙しくて、読書の時間が無い」というものです。でも、そうでしょうか?
私の知る限り、本を読む時間も無いほど忙しい人に出会ったことはありません。何より、名だたる経営者の多くが多読家です。彼らより「忙しい」と豪語できる人は、滅多にいないと思います。
時間を考える上で大切なのは、量と質です。一般に、時間が無いという人は、量の不足を嘆きます。しかし、工夫すれば量を増やすことができます。ながら読書をすればいいのです。
「時間が無い」と嘆く人に多い勘違いとして、わざわざ読書だけの時間を確保する必要があると考えていることです。
読書に慣れていない人に多いのは、「読書とは、ソファーに座って、ゆったり」というイメージを持たれていることです。
しかし、引退した人や、病気療養中の人など、時間がふんだんにある人ならともかく、現役のビジネスパーソンにそのような読書の時間など確保できるわけがありません。
わざわざ読書専用の時間を確保しようと思っても、そのようなことができる人は稀です。読書とは、他のことをしながら同時進行でやるものです。そのように割り切れば、毎日、結構読めるものです。
時間がたっぷりできてから読書をしようと思っていたら、いつまでもできないと思います。もし「時間がたっぷりある」とう人がいたら、その人は読書をする必然性がない人です。
読書、特にビジネス書のように仕事に活かす読書は、忙しい人が、走りながら、時間の合間を縫ってするものです。通勤中はもちろん、昼休み、外出時の空き時間、入浴・食事中など、聖域を設けず使い
ましょう。
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