テーマ :耽読日記 読書術
時間の質に着目する
時間を考える際には、質の問題も無視するわけにはいきません。同じ時間でも、集中して、効率よく過ごすのと、ダラダラ過ごすのとでは、成果に大きな違いが生まれます。
質を高める上で考えたいのは、場所です。読書に集中するためには、快適な環境の確保が大切です。といっても、静かな場所を求めて、書斎を確保したり、わざわざ図書館のような場所に出かけたりする必要はありません。
そもそも、静かな場所が読書に向いているとは限りません。適度な雑音がしたほうがよい、周囲に人がいたほうが落ち着くという場合も少なくないはずです。
慣れてくれば、読書はどこでも楽しめますし、のめり込むことができます。また、そうしなければ読書時間の確保など覚束ないことになります。ここは何としても慣れる必要があります。
ただし、集中力にはムラがあるはずです。そこでテーマごとに、読書の時間と場所を変えています。
私の場合、通勤電車がベストです。他にすることがないから集中できるのです。特に、座らないほうが集中できます。座ると、スケジュール帳など、他のことが気になってしまいます。
また、長時間座っていると眠ってしまったりします。だから、ビジネス書を読むときは、空席があってもあえて座らないことすらあります。(ガラガラの社内では、結構目立ちます)
新幹線や飛行機の移動など、読書に適していそうな場所は、意外にはかどりません。そういう時は、原稿や企画書を書くなど、じっくり取り組む仕事をかたづけることにしています。
電車の中で、吊革につかまりながら、または壁により掛かりながら読む、これが、私がビジネス書を読む上で、一番読書に集中できるシチュエーションです。
このように立ちながら読むことに慣れると便利です。たとえば待ち合わせの場所に一足早く着いてしまった場合、同行者の支度を待つ間、電車の待ち時間、空港で飛行機を待つ際、空席がない場合など、
ちょっとした空き時間でも、すかさず読むことができます。
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