vol.49 2008年3月28日
テーマ :耽読日記 読書術

著者冥利に尽きる、書き殴り、引きちぎられえてこそ勲章

本を効率的に読む秘訣を紹介しましょう。

まず、本のどのあたりに要点が書かれているのか意識しながら読むとよいでしょう。だんだん予測ができるようになります。

たいていの本は、最初の数ページに面白いところがあると思って間違いありません。著者は面白いこと、本当に言いたいことを先に書きます。

残りは、事例を紹介したり、コラムを書いたり、資料を付けたりしています。ぶっちゃけて言えば、出版社に言われた字数に合わせるために、字数を埋めているケースもあります。

もちろん、くだらない章があるからといって、それが即ダメ本かと言えば、そんなことはありません。

私は書籍をこよなく愛していますが、1冊の本にそれほど多くを求めているわけでもありません。

わずか数千円の投資ですから、一カ所でも「ピン!」とくるところがあれば、それで十分だと考えています。その「ピン!」がきっかけで人生が変われば、安いものです。

どんな本でも、本当に書き手が伝えたいメッセージは、一冊について一つか二つ、せいぜい3つくらいのものでは無いでしょうか。

それを裏付けるために、いろいろな角度からあれこれと書いたり、事例や資料を加えたりしたものが、1冊の本になるのです。

そんな割り切りで、一部を読んで目的を達成したら、続きは読まないこともしょっちゅうです。

選択と集中、実は、これが効率的に読むために一番大事なことなのです。


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