vol.46 2008年4月25日
テーマ :耽読日記 読書術

達人は、本をこう読んでいる

成功者の多くは、多読家です。信じられないかも知れませんが、彼らの多くが、一日一冊以上、本を読んでいます。

元マイクロソフト社長の成毛眞さんは、著書『本は10冊同時に読め!』の中で「月50冊以上の本を読んでいる」と言っています。

また、レバレッジ・シリーズの本田直之さんも、著書『レバレッジ・リーディング』の中で、年間400冊近くの本を読んでいると言っています。

メルマガ『Webook of the day』の松山しんのすけさんも、一日一冊以上本を読み、しかも書評を書いています。

他にも、経営者や起業家、著者など、世間で成功者と呼ばれる人たちとおつき合いをさせていただいていますが、彼らの大半が多読家です。普通に月10冊以上、本を読んでいます。

これは、統計でも裏付けられています。プレジデントの記事で、年収2000万円以上の人に対するアンケートの結果が出ていました。それによると、彼らの19%が月10冊以上の書籍を読んでいるそうです。

まともに読めば、どんなに早い人でも一冊の書籍を読了するのに2時間はかかるはずです。多忙な彼らが、毎日1時間以上、読書に割いているとは、とても思えません。

これもプレジデントの記事からの引用ですが「年収2000万円の人の読書時間は平均48分」ということです。

一般に、彼らは普通の人よりも多忙です。そんな彼らが、一体どうやって読書時間を捻出しているのでしょうか?

実は、彼らのほとんどの方が、全部を読んでいません。重要な箇所、必要な箇所だけを拾い読みしています。

私も、一日一冊以上読んでいます。また、読書には2時間をかけています。そのことは、すでに書きました。

しかし、それはあくまでも最後までしっかり読んだ場合です。最後までしっかり読む本は、実は10冊のうち一冊もありません。

ほとんどの本は、パラパラ読むだけで、要点や必要なところだけを拾い読みしています。

中には、途中で止めてしまう本もあります。そのようにして読む本は、読書時間を、一冊30分以内にとどめています。

そのようにしなければ、とても仕事をしながら、毎日複数の本を読む時間が取れないからです。

情報の溢れる現代、必要なのは情報を見きわめる技術、そして捨てる技術です。読書で、そうした技術を身につけたい物です。


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