テーマ :耽読日記 読書術
学びのファイティングポーズを崩さない
学び上手な人が学びにどん欲なのは、実は、学び上手ならではの事情も影響しています。学びを続け成長するに従って、周りに学べるものが、どんどん少なくなるのです。
ここで学びを続けられるか、学びを止めてしまうかが、さらに上に行ける人と、成長を止めてしまう人の重要な別れ道になります。
もし「自分には、もう学ぶものがない」と考えたとしたら、その途端に成長は止まります。そして、そのような考えは、得てしておごりです。この世から学ぶことがなくなるなど、あり得ないことです。
反対に「自分は、まだまだだ」と思っている間は、いくらでも学べます。このような人は、どこまでも成長することができます。
人間の成長に終わりなどありません。仕事柄、たくさんの経営者を見てきましたが、経営者はそのことをよく分かっており、組織のトップに上り詰めてなお、貪欲に学ぼうとします。
彼らは、経営者の成長に従って、会社が大きくなるということを知っているからです。
ただし、成長するほど、周囲に自分より優れた経営者を見つけることが難しくなります。
そこで、伸びる経営者は、海外に目を向けたり、文学や歴史、宗教、科学、スポーツなど、まったく別の分野から学ぼうとします。
自分より劣った人さえ反面教師に学んだりします。さらに、地元の学校で教えるなど、自分が教える側に回ることで、立ち位置を変えて、さらに深い学びを得ようとする人もいます。
反対に、もう学ぶものはないと考え、学びを止めてしまえば、それまでです。会社の成長も頭打ちです。そして、学びに対する姿勢は、普段の学び方で決まります。
読書は手軽で、しかも習慣化しやすいので、学びに対する姿勢を育む上で効果的です。ぜひ、読書で、学び続ける貪欲な姿勢、ファイティングポーズを維持してください。
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