vol.54 2008年6月12日
テーマ :耽読日記 読書術

本を読んだら、内容を話す

本の活用法の一番お手軽な方法としては、読んだ内容の概要や感想について、同僚や友人、家族など、周囲の読んでいない人に、話をしてみることです。

効用は、いろいろあります。まず、本を読んでいることのアピールにもなります。今は読書をしない時代ですから、尊敬と羨望の眼差しで見られること請け合います。

また、話すことで、自分の理解をさらに深めることができます。記憶を補完し、相手のフィードバックから刺激を受けることで、定着を促すことができます。

読書は、目を使って読むものですが、相手に話すことで、口から伝え、耳から話した内容を聞くことになります。つまいr、他の器官を使うことになります。 話すことを意識するようになれば、読む段階からおのずと力が入り、読み方も変わってくるはずです。人に分かりやすく伝えようという意識で読むことになります。

 何より、相手からフィードバックしてもらえることが貴重です。感心されれば、読書に対するモチベーションがますます上がります。その話題で盛り上がれば、感謝されます。 時には、内容をうまく伝えることができないかも知れません。

相手に質問されたり、矛盾をつっこまれたりして、しどろもどろしたりすることもあるでしょう。 そういうときは、自分自身が十分に理解できていない証拠ですから、改めて読み直します。

このように、書籍の内容を話すことは、自分の理解度をチェックすることにもなります。

本来、孤独な作業である読書を、他の誰かを巻き込むことで、社会的な活動にすることができます。読書を活かす極意はここにあります。


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