vol.55 2008年6月20日
テーマ :耽読日記 読書術

お手軽社会貢献、読んだ本のシェア

読書の内容を、同僚や友人、家族など、周囲の人とシェアすることは、相手にとっても大いにメリットがあります。小さな社会貢献といってもいいくらいです。

まず、概要をうまく伝えることができれば、相手も読まずしてビジネス書のエッセンスに触れることができます。労せずして知識を得ることができるわけですから、相手から感謝されます。

もしかしたら、相手が「自分も読んでみよう」と思うようになるかも知れません。これが、相手の読書習慣のきっかけになる可能性があります。

積極的に良書を推薦することで相手の書籍選びに役立つことができれば、相手から選球眼ならぬ手から「選書眼」を信頼され、頼りにされるようになるかも知れません。

反対に、相手から別の良書を推薦されるようになるかも知れません。このような関係になれば、互いに情報交換し、切磋琢磨する良い関係が作れることになります。

また、読んだ本の内容を話題にすることは、良質な話題の提供になります。これがきっかけで、仲間同士のディスカッションが活発にわき起こるかも知れません。

ビジネス書の話題で頻繁に盛り上がるようなら、勉強会などに繋げるのも面白いと思います。終業後や週末に、定期的に場を設けて集まり、書籍について語らうという展開が期待できそうです。

たかが読書で勉強会、と思うかも知れません。しかし、課題図書を決めてその本に関する勉強という集まりは、経営者などを中心に、よく行われています。

こうしたアカデミックな活動を提案し、主催者を買って出ることは、自分の知的好奇心を満たすだけでなく、リーダーシップや調整能力を磨く、良い機会になることでしょう。


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