テーマ :耽読日記 読書術
読書メモをプレゼントする
読書をしながら、読書メモを作ることをお薦めしましたが、これを、他の人にプレゼントしてしまうのも、一考の余地があります。
読書メモをプレゼントするのは、人に本を薦めるよりも、気が利いています。いろいろな意味で、相手が負担になりません。
まず、相手に「読まなければ」というプレッシャーを与えずに済みます。読んだ本を気軽に人に薦める人がいます。読んだ当人は、読後の興奮冷めやらず、つい人に勧めたくなります。
が、薦められた方は結構、負担になる場合もあるはずです。相手が上司などだと、断るわけにも行きません。そのテーマに関心が無い場合は、ありがた迷惑です。
本を一緒に手渡されたりすると、いつまでも借りっ放しにするわけにも行かず、短期間で読まざるを得ません。そのため、結構なプレッシャーになります。
だから、全項で必要箇所だけコピーして渡すことをお薦めしました。しかし、コピーでは書籍のごく一部しか紹介できません。
そこで、メモを作り、それをあげてしまいます。これなら、単に書名を伝えたり、本を手渡しするより、概要を添えていますので、相手は読むかどうかの判断ができるので親切です。
また、メモなら、気軽に、誰にでも、何人でもあげることができます。だから、自分が書いた読書メモをプレゼントするのです。
書籍を貸すのと違って、貸出期間がありませんので、一度に複数の人に渡せます。いちいち買ってプレゼントする必要がありません。
メールなどで渡せば、コストもかかりませんし、書籍を手放す必要がありません。
何より、メモを書く本人のモチベーションになります。誰かが読むことを想定したほうが、読書メモも真面目に書きます。読み手を意識して書くことで、質も高くなります。フィードバックが得られれば、続けようという意識も高まります。
私のメルマガは、もともと経営者にプレゼントした読書メモでした。私が本をたくさん読んでいることを知っていた経営者から、よく、お薦めの本を聞かれたので、定期的にお薦め本として概要を付けてお渡ししていたのです。
読書メモをプレゼントすることで、接触が増え、コンサルティング契約の更新率が上がるかな?という下心もありました。
結果的に、それ以上のもの、たとえば人脈ができました。読書が人脈に結びついたことを実感しています。
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