テーマ :耽読日記 読書術
度胸試しにもなる、著者に会いに行く
本を読んで、著者が気になったら、ぜひ会いに行きましょう。
といっても、突然、相手の事務所に押しかけて行くのは現実的ではありません。まず、実現しないと思います。まずは、セミナーなどに参加したり、間に紹介者をはさんだり、メールを送るなどして関係を作りましょう。
もちろん、住所を調べて、突然訪問するのは、絶対止めましょう。ときどき「ちょうど、事務所の近くまで来ましたので」と言ってやってくる人がいます。面識がないにも関わらず、です。
これは、非常識な行為です。受付や秘書の方に門前払いを食らわされるのがおちです。そうでなくても、大変失礼なことだと私は思います。
実は、こういう人は結構いるようで、著者仲間の間でも、よく話題になります。そして、こういう人に対する印象は、異口同音に「最悪」です。
いきなり、電話をかけてきて、どうしても著者につないで欲しいと強要したり、無理矢理アポを取ろうとする人もいますが、こうした行為は止めたほうがいいと思います。
まともにやっても会えないので、突然訪問して熱意を伝え、何としてでも関係を作りたいということなのでしょう。そういうスタイルが、許され、評価された時代もあるのかも知れません。
もしかしたら、今もそういう業界、地域もあるのかも知りません。しかし、一般的に、面識もないのに電撃訪問して来た人に会うことなど、まずあり得ません。
特に、最近は、セキュリティの面からも警戒が厳しく、アポがなければ近づくことすらできないケースが殆どです。
遠方に住む人の中に「たまたま、東京に出てきましたので、寄らせていただきました」という人がよくいます。これも、本人の都合の押し売りで、大変迷惑な行為です。
ある程度、親しい間柄ならともかく、そうでもないのにアポも取らずに訪問する行為は、極めて評判が悪いので、絶対止めたほうが良いと思います。
自分に会うために、わざわざ上京してくださる方がたくさんいるのに、「ついでだから」という理由だけで、都合も聞かずにやってくる人に対して、好印象を持つはずがありません。
私は、かつて、どんな形であっても「会いたい」と行ってくださる方には、一度は会ってみるようにしていました。会ってみなければ、その人のことは分からないという信念を持っていたからです。
しかし、ある時、気が付きました。電撃訪問する人や、強引にアポを取ろうとするという人など、アプローチが「?」な人は、そもそも自分とは価値観が違う人です。そういう人と会っても、ろくなことがないのです。
考えてみれば、初対面の人に対するアプローチの仕方で、その人の人となりは、自ずと分かるというものです。出会いの段階で「?」な人は、人間関係でも、商売でも良い関係が築ける可能性は低いということに、遅ればせながら気づいたのです。
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