無料版・バックナンバー<2008年>
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2008/04/21
90日間で人生を最高にする方法
2008/04/19
効率よく夢をかなえる A4一枚勉強法
2008/04/18
明日から「仕事ができる」と言われる新・目標達成法(小宮 一慶)
2008/04/18
天職への階段 29人の仕事愛 (週刊SPA!編集部)
2008/04/17
本当に役立つ人生の智恵ノート(バルタザール グラシアン)
●原則は、今も昔も変わらない
歴史や小説を読んで感じるのは、「人の悩みは、今も昔も変わらないな?」ということです。であれば、その解決策も、古典に学ぶ方がよいのかも知れません。生き残っているのは、繰り返し使われ、立証されたているはずだからです。本書には、17世紀のスペインの哲学者、イエズス会の修道士、著述家ダルダザール・グラシアンの著です。成功哲学の原典と言われています。日本で発刊されたものは、287の智恵を詰め込んだ分厚いハードカバーでしたが、本書は、それをぐっと、携帯しやすく、読みやすくしてあります。「どんな人からも学ぶ」「親切をおまけする」「上手な頼み方」「断り方を知る」「放っておく術を知る」「見た目に投資して信頼を買う」「認められなくてもがっかりしない) など心に響くフレーズが満載です。
2008/04/16
上司は部下より先にパンツを脱げ(小倉 広)
●ピックリしました
タイトルを見て、宴会芸の話?とは、さすが思いませんでしたが、それくらいインパクトがありました。当たり前ですが違います。真面目な仕事術の本です。といっても、小手先のスキルでなく、もっと本質の部分、仕事観とか、人生観といったものです。タイトルは「成熟とは、ラッキョウの皮をむくみたいにむいて、見えてくるもの」、そんな言葉に触発されて出てきたものだそうです。一言で言えば「自己開示せよ」ということ。副題にあるとおり、著者自身が、 リクルートで学び、ベンチャーで試し、社長となって確立した仕事のやり方が、99も書いてあります。新入社員から、社長に至るまで、段階に応じた仕事術が、熱く語られています。私には「全自動厳しい装置」「スピードこそが大手に勝つ秘訣」「創業期は必要役でトップダウン」などが心に留まりました。もちろん、熱いだけではありません。コンサルティング会社の社長の手によるものだけに、項目ごとに「まとめ」と「用語解説」がしっかりなされています。
2008/04/15
上司はなぜ部下が辞めるまで気づかないのか?(松本順市)
●人を育てるとは、人の人生に関わること
人を雇い、人を育てるのは、難しいです。特に、弊社のような零細企業ではなおさら。それでも完璧にやらないと、マズいです。小さな所帯で、変な人が一人でもいると、とたんにガタガタと軋み始めます。やがて、本人か周りが辞めてしまいます。本書は、典型的な3K産業で、社員が成長し、定着する人事制度を作り、今では人事コンサルタントをつとめるまでになった方が書いた本です。秘密は「成長シート」と呼ばれる、たった一枚のシート。それを全公開します。他にも現場で悪戦苦闘した中で掴んだ声を紹介します。「人を育てることは、人の人生に関わっているということ」という言葉にはグッと来ました。